アンモニアの臭いがする口臭は要注意!!

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口臭にアンモニアの臭いがする場合、非常に注意が必要!

なぜならそれは、体に大きな病気が隠れている事を教えてくれるサインかもしれないからです。

どうしてアンモニアの臭いがする?

口臭は大きく分けると

  • 生理的口臭
  • 病的口臭

の2つに分けられます。

生理的口臭とは、きつい、ゆるいの差はあっても誰にでも起こっている口臭で朝起きた時や、空腹時、緊張している時など、1日中臭っているのではなく、時間帯や状況によって発生します。

これに対して病的口臭とは、何らかの病気が原因となって発生する口臭で、臭いがきつい事が多いのですが、1日中臭っているので本人が気付かない場合もあります。

生理的口臭の原因としては色々な理由により口の中の唾液が不足する事により、細菌が臭いの成分を作り出して発生するするガスです。

そのほとんどが揮発性の硫黄化合物で、卵の腐った臭いや、魚の腐った臭いなどのするガスです。

この生理的口臭ではアンモニアの臭いがする事は、まずありません。

つまり口の中からアンモニアの臭いがする場合には、何かの病気になっている可能性があるのです。

アンモニア臭の口臭がある場合、次の臓器の機能が衰えている可能性が考えられます。

肝臓

肝臓は、食べ物を体内で使えるようにして蓄え必要な時に供給する代謝や、体に有害な物質を分解して無毒化する解毒などとても重要な働きをします。

腸内では取り込んだ食べ物の中のタンパク質が、分解され大量のアンモニアが作られます。

有毒物質であるアンモニアは血液中に溶け込み体内を流れるのですが、通常は肝臓がアンモニアを取り込み、解毒作用により尿素に変えて腎臓に送りそこでこしとられ、尿として排出されます。

肝臓が健康な状態であればこの様に体内に過剰なアンモニアが残る事はないのですが、問題なのは肝機能が低下したときです。

  • 慢性肝炎
  • 肝硬変

などの病気により肝機能が低下してしまうと、解毒作用が働かず、血液中のアンモニアの濃度が上がります。

それらは肺に達し、呼吸として排出されアンモニア臭の口臭となるのです。

ただし肝臓は非常に大きく再生能力もある臓器で、アンモニアを分解する能力も高いです。

なので逆に、口臭からアンモニア臭がするという状態は、症状がかなり進んでしまっている可能性も高いのです。

肝臓は沈黙の臓器と言われ、悪化していてもなかなか症状が現れません。

口臭でいうと、アンモニア臭がする前にネズミの臭いや、カビの臭いがすると言われています。

この様な臭いを感じた時点で1度お医者さんでの検査を受けましょう。口臭どころの話では済まない場合があります。

腎臓

腎臓の働きも体にとって需要です。

  • 老廃物を尿として体外に排出する。
  • 塩分と水分の排出する量を調節する事で血圧を維持する。
  • 腎臓からのホルモンにより骨髄の細胞が血液を作る。

などの働きをしている腎臓ですが、そこの腎臓の機能低下によっても、同じようなアンモニア臭の口臭が発生します。

腎不全に伴う症状の尿毒症がこれに当たります。

腎臓の働きの、1の老廃物を尿として排出する、というのが口臭の発生と関わってきます。

肝臓の所でも書きましたが、体の中の有害物質は肝臓で解毒され尿素にして腎臓に運ばれます。

ここで腎臓はフィルターの役割をして尿素を排出し、きれいな血液や他の必要な成分を戻すのですが、腎機能が低下する事で尿素などの老廃物が排出されず、体内に残る事になります。

そのため残っているアンモニアの成分が血液を通り、同じように口臭として発せられてしまうのです。

こちらも放っておくと命に係わる病気です。

アンモニアの臭いのする口臭はかなりの危険信号と考えましょう。