アルコールが口臭の原因となる2つの理由

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アルコール飲むと口臭が発生します。これはお酒を飲む人みんなが経験し、困った記憶があるんじゃないですか?

では、アルコールがどの様に口臭となるのでしょうか?

アルコールと口臭の関係について見ていきます。

口臭の原因となる2つの理由

アセトアルデヒド

アルコールは体内で吸収されると、肝臓にいきます。肝臓はさまざまな働きをする臓器なのですが、アルコールを分解するのも肝臓の働きです。

まずアルコールは酸化され、アセトアルデヒドという有毒な物質に分解されます。

これがいわゆるアルコールの臭いとなります。

そしてさらに酸化され、酢酸となり、最後に二酸化炭素に分解されます。

これらの分解には時間がかかり、中びんビール1本で2~3時間かかります。
(もちろん個人差はあります。)

そして単純に飲む量が増えると、分解にかかる時間も増えていきます。

つまりそれだけの時間の間、分解されていないアセトアルデヒドは体内に存在しています。

肝臓でまだ分解されていないアセトアルデヒドは、血液の中を通って肺にも達し、呼吸に混ざって外に出てきて口臭となります。

大量の飲酒、あるいはアルコールを分解する肝臓が弱っている時などは、分解するのに時間がかかるので、分解に1日かかる事もあります。

臭いは弱くなりますが、その間口臭は発生し続ける事になります。

口の中の渇き

アルコールを飲んだ後に、口の中が渇いた経験はありませんか?

アルコールには口の中を乾燥させてしまう作用があり、それはアルコールの次のような性質によります。

アルコールの揮発性

アルコールには揮発性(蒸発しやすい性質)があります。

けがをした時にアルコールで消毒すると、すぐ渇いた、という経験をした事があると思います。

この蒸発する時に、アルコールは周りの水分と熱を奪っていってしまうのです。

つまりお酒を飲んでいる時に口の中に残ったアルコールは、蒸発しやすく、その際に口の中の水分=唾液を無くしてしまうのです。

利尿作用

利尿作用とは、尿の量を増やして体の中の水分を外に排出しようと働く作用の事です。

アルコールにはこの利尿作用があり、飲酒によって体の中の水分が減っていく方向に傾きます。

体内の水分不足は、唾液の分泌量の低下につながります。

これらのアルコールの性質により、飲酒後には、口の中が渇き、唾液が不足してしまいます。

唾液には口の中を清潔に保つ自浄作用と、口臭を作り出す細菌に働きかける抗菌作用があり、唾液の不足はそのまま口臭の発生、悪化につながるのです。

口の渇きに関しては、水分を摂ることで、ある程度解消する事が出来ます。

しかしアセトアルデヒドは、アルコールを分解すると必ず発生する物質なので、お酒の量を減らす、肝機能を高める為の食事を摂るなど、間接的な対策が多くなります。

口臭の為にも、体の為にも、アルコールはほどほどにしましょう。