アセトンが原因の口臭とは?

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アセトンという物質の名前を聞いた事がありますか?

あまり馴染みがないかもしれませんが、この成分が口臭の原因になることがあります。

いったいどのような物質で、どのような口臭がするのでしょうか?

口臭の原因となるアセトンとは?

アセトンは、化学式がC₃H₆Oで表される、常温では無色の液体です。水と油の両方に溶けやすく、接着剤や塗料の溶媒に使われるほか、マニキュアの除光液にも用いられます。

臭いは、除光液を使った事がある人なら分かると思いますが、独特の甘酸っぱい臭いがします。

アセトンの臭いの口臭がする理由は?

アセトンは、体内のエネルギーを作り出す過程で生まれます。

通常、エネルギーとするために、体の中では糖質(炭水化物)が利用されます。糖質は分解されてブドウ糖になり、エネルギーとして消費されます。

ところがブドウ糖をエネルギーに利用できなくなる事があるのです。それが糖尿病です。

糖尿病による口臭!

糖尿病とは?
体内にはインスリンというホルモンがあって、その働きにより、体内の栄養素を利用しています。

ところが、そのインスリンの働きが弱くなったり、分泌されるインスリンの量が減ってしまう事で、血液中にブドウ糖がたまってしまうのが糖尿病です。

糖尿病では、ブドウ糖が利用されないために、エネルギー不足となり、体重が減ったり、だるさや疲れが溜まりやすくなります。

糖尿病になると作られるケトン体!

栄養素があってもエネルギーにできないと、細胞が働かなくなるため、他のものからエネルギーを作り出すようになるのですが、それが脂肪です。

まず脂肪から脂肪酸が作られ、それらの半分が肝臓でケトン体と呼ばれる物質になります。ケトン体とは、

  • アセト酢酸
  • b -ヒドロキシ酪酸
  • アセトン

の総称です。そしてこのケトン体が、エネルギーとなるのです。
(ただし、アセトンはエネルギー源にはなりません)

つまり、糖質からエネルギーを使えない時の代用として脂肪を利用して、その時にできるのがアセトンです。

アセトンは血液にのって体の中を回り、汗として出ると体臭になり、肺に回ると口臭として口から出てきます。

糖尿病以外に、口の臭いがアセトン臭になる場合には、次のものがあります。

ダイエットによる口臭!

ダイエットにはいろいろな方法がありますが、ある方法でダイエットを行っていると、アセトン臭がしてくる事があります。それは無理な食事制限によるダイエット、炭水化物を抜いてしまうダイエットです。

炭水化物(ごはんやパンなど)を抜くことは、体のエネルギー源をとらない事と同じです。

そうすると脂肪を分解してエネルギーとするので効果があるといわれますが、まずアセトン臭の体臭や口臭が出てきます。

また、糖質が無いときには、脂肪だけではなく筋肉も分解されます。

そのため、代謝が行われにくい、非常に痩せにくい体になってしまい、いろんな面でマイナスになります。

ダイエットは、口臭のためにも、体のためにも、無理をせず正しい方法で行いましょう。