歯周病は口臭が起こる最も大きな原因となる病気ですが、その歯周病対策としてデントウェルという歯磨き粉があります。
いったいどの様に歯周病に効くのでしょうか?
歯周病が口臭を起こす原因は?
歯周病菌が作り出すガス
歯周病とは、歯周病菌が感染する事で起こる病気です。
口の中にいる細菌は、歯や歯茎のすき間に残った食べカスをエネルギーとする為に、集まってきます。
その細菌の塊を歯垢(プラーク)というのですが、その中で歯周病菌などが、食べカスのタンパク質を分解して腐敗する時に作られるガスが、口臭となります。
歯周病菌以外の細菌も口臭のガスを作りますが、歯周病の人の口の中で作られる口臭の方が、メチルメルカプタンという臭いの成分が多く、臭いもきつくなります。
膿の臭い
歯周病菌は歯垢の中から歯茎を攻撃して、炎症を起こします。はれた歯茎には徐々に歯との間にすき間が出来てしまい(歯周ポケット)、さらにその中に歯垢が作られていきます。
歯周ポケットの中では、細菌の侵入に抵抗するために白血球が、戦っているのですが、その白血球や細菌の残骸が、膿となって歯周ポケットに溜まり、口臭となります。
デントウェルが歯周病に効果を発揮する理由は?
デントウェルは大正製薬が発売している医薬部外品の薬用歯磨き。この歯磨き粉が歯周病に効果があるのには次のような成分が配合されているからです。
ビタミンC
このデントウェルにはビタミンCが3%配合されています。歯周病とビタミンC、ちょっと関係無いように思うかもしれませんが、最近、歯周病にビタミンCが効果的な事が分かってきたそうです。
歯周病菌は歯茎を攻撃するといいましたが、具体的にはコラゲナーゼという酵素を大量に分泌します。
歯茎はコラーゲンの繊維でできているのですが、このコラゲナーゼはコラーゲンを分解する作用があり、結果、歯茎を弱らせて歯周病が進行してしまうのです。
ところがビタミンCには、コラーゲンの合成促進効果があるんです!
つまり壊れたコラーゲンの繊維を作り直して歯茎を再生させるということ。
実際にビタミンC入りの歯磨き粉でのブラッシングで、通常の3~4倍のコラーゲンが作られた、との報告もあります。
ビタミンCは壊れやすい!
ビタミンCは非常に水に溶けやすく、安定しない性質を持っているので、そのまま歯磨き粉に混ぜても安定して歯茎にその成分を届ける事ができません。
ですがデントウェルは、特殊な水分を含まない状態にして、ビタミンCを配合しているので、歯茎にしっかり行き渡らせる事が出来るという事です。
殺菌成分
さらに、細菌に対しての殺菌成分として
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の3つの成分が配合されています。
これらの成分はそれぞれ歯垢の中の細菌の増殖を抑えたり、毒素を不活性にする事で、歯周病の予防に効果があるといわれています。
他にも炎症を抑える成分や、歯を強化する成分も含まれています。
デントウェルの特長は、なんといっても歯茎を再生してくれるビタミンCが、壊れる事なく配合されている事でしょう。
歯周病が口臭の原因となるのは間違いないし、歯周病は歯茎が弱って進行していく病気。
ビタミンCの効果は実証されているようなので、試してみる価値はあるかもしれません。