口の臭いは多くの人が持っている悩みの1つかもしれません。
できれば簡単に対策したいものですが、そんな時に便利なのが口臭スプレー(マウススプレー)。
いろんな商品が各メーカーから発売されていますが、ここではデントウェルというマウススプレーについてみていきます。
(追記/2017.6)
どうも、とっくに製造中止になっていたようです。すみません。
大正製薬のホームページには記載されてるんですが・・・。
デントウェルとは?
デントウェルとは、ワシのマークでおなじみの大正製薬のブランドです。
アイテムとしては、
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などがあります。
デントウェル薬用ハミガキ
薬用ハミガキには、歯周病によって破壊された歯茎のコラーゲン線維を修復する作用があるとされている、ビタミンCを配合。
また歯周病菌や口臭の臭いを作り出す細菌を殺菌する働きのある成分も含まれています。
歯科用デントウェル歯ブラシ
歯ブラシは、歯周病の専門医が設計したという、歯垢(細菌の塊)の除去率の高い歯ブラシとなっています。
(参照:大正製薬/デントウェル商品ラインナップ)
デントウェルのマウススプレーの特徴
そして、デントウェルのマウススプレーの特徴です。
効果・効能
デントウェルのサイトでは、
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などが効能としてあげられています。
成分
- lーメントール
- キシリトール
- チャ乾留液
- 塩化セチルピリジニウム
- 香料
といった成分が含まれています。
使い方
適量を口の中にシュッとスプレーするだけ。
容量
7mlと少なめですが、その分サイズもコンパクト。
口臭に対しての効果は?
その前に簡単に口臭の起こる仕組みをみておきます。
口臭の起こる仕組み
口の中には億を超える数の細菌がいるといわれていて、口の中の食べかすやはがれた皮膚の細胞のタンパク質を分解してエネルギーとしています。
その分解されたタンパク質は腐敗、発酵して硫黄を含む臭いのきつい気体が発生してきます。
このガスが口から外に出てきたものが口臭となります。
デントウェルのマウススプレーの働きは?
まず有効成分としてlーメントールという成分が入っていますが、この物質には殺菌作用があるので、口臭を作り出す細菌の活動を抑える働きが期待できます。
またチャ乾留液には、茶葉由来のポリフェノール類が含まれているんですが、ポリフェノールには脱臭効果があるといわれます。
さらに塩化セチルピリジニウムという成分には、歯茎の炎症を抑えたり細菌の活動を抑える働きがあるといわれています。
つまり、それらの配合された成分によって、
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といった効果が期待できる、ということのようです。
効果は限定的?
ただし口臭スプレーで口臭を完全に対策できる訳ではありません。
1つは時間が短いこと。
どうしてもスプレーするだけなので、口に含む液体の量が少ないからでしょうか、効き目を実感する時間が短く感じます。
もう1つはこのデントウェル(他の口臭スプレーにも当てはまるモノが多いのですが)に含まれる成分は、それほど強い殺菌成分ではないということ。
殺菌作用は認められているので「医薬部外品」となっているんですが、薬ではないのでそこまで強い作用はないと思われます。
つまり、 作用が緩やかな成分を含んだスプレーであり、口に入れる量が少なく唾液にも薄められるので、効果は限定的といえるんじゃないでしょうか。
(デントウェルではないんですが、有効成分であるlーメントールが入ったスプレーを何種類か使ったことがあります。全く効果がないとまではいいませんが、効き方や時間に対して満足できるものはありませんでした。)
口臭スプレーの中には、「口臭予防効果99.7%!」なんてのもありますが。
「薬用オーラクリスターゼロってどんなの?」
デントウェル・マウススプレーのまとめ
口の臭いは細菌のしわざ。
デントウェルには細菌の働きを抑える成分が入っているんですが、長時間、劇的に効果があるとは思えない、というのが個人的な印象。
ただ、スプレーをして唾液が出る事によって、というメリットはある気がします。
唾液を出す方法なら、「口臭対策のために唾液を出す方法!」もどうぞ。
他にもいろんな口臭スプレーがあります。
詳しくは
「口臭スプレーの効果は?いろんなスプレーまとめてみました!2」
をどうぞ。