口から臭いがする、という点ではゲップも口臭の原因といえます。
炭酸飲料を飲んだ時などに出るゲップですが、あまりにも頻繁に出る場合は病気の可能性もあるのです。
ゲップがよく出る人は注意が必要?
よく口臭の原因として胃があげられますが、通常、胃の中の食べ物の臭いが直接臭ってくる事はありません。
胃と食道の間には噴門(ふんもん)という場所があり、そこの筋肉が食べ物が通過する時以外ふさいでいるからです。
ところが胃の中の気体が逆流して口から出てくる事があります。
それがゲップです。
胃の中では食べた物を消化するために胃液が分泌されたり、食べ物が発酵していたりと色々な臭いが発生しているため、特に胃腸が不調なときなどは、ゲップの臭いもきつくなります。
そしてこのゲップが頻繁に発生する症状があるのです。それを呑気症(どんきしょう)あるいは空気嚥下症(くうきえんげしょう)といいます。
呑気症(どんきしょう)とは?
呑気症とは、空気を大量に飲み込んでしまう事で起こる症状の事をいい、次のような症状があります。
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空気を飲み込んで起こる呑気症ですが、飲み込んでしまう原因として次のような事が考えられます。
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この中でもストレスによる所が大きいと言われています。
呑気症の対策とは?
呑気症によりゲップが出やすくなる事は、口臭が出やすい状態ともいえます。
とくに呑気症は空気を飲み込む事でおこる症状なので、食事中、食後の口臭の原因となってしまいます。
またゲップ自体はマナーとして失礼なだけで、体に害は無いかもしれませんが、上で挙げたように呑気症の為に起こる症状は色々な部分に関わってきます。
ただし普段の生活で意識する事で改善できる場合もあります。
食事方法の見直し
食事の際にあまり噛まずにガツガツと早食いすると、どうしても飲み込む空気の量が多くなります。少量ずつをゆっくり噛んで飲み込むようにしましょう。
また水分に関しても、ごくごく喉を鳴らして飲むような飲み方は空気も一緒に飲み込んでいるので注意しましょう。
食いしばりに気を付ける
歯を食いしばる癖のある人は出来るだけ意識をして気を付けるようにしましょう。この状態を無意識に空気を飲み込んでしまいます。
実は歯を噛みしめるのは、ストレスを感じた時などに生態を防御するための自然と行う生理的な現象です。
ただし、気付いたら数十分も噛んでいる、という場合もあるので意識する事が大切です。
ストレスの解消
この部分が一番重要でいて、一番難しいと言えます。色々なストレス解消法も紹介されています。
簡単なところでは、軽い運動、ゆっくりお風呂につかる、しっかりと睡眠を取るなどがありますし、趣味なども良いでしょう。
自分に合った方法を見つけて、ストレスをあまり溜めすぎないように注意しましょう。