口臭スプレーのハーペントが口の臭いに良い理由!

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口臭が気になる時に、シュッとするだけで対策ができる口臭スプレーは、とても便利なのですが、香りでごまかすだけのあまり効果の無いものも多くあります。

ここでは、口臭の元に働きかける成分が含まれた口臭スプレーについて見ていきます。

口臭対策に効果のある口臭スプレーとは?

それがハーペントという商品です。ハーペントは効果が認められた成分の配合されている医薬部外品です。

効果・効能

  • 歯周病の予防
  • 歯肉炎の予防
  • 口内を浄化し、口臭を防止する

主な成分

  • 塩化亜鉛
  • 塩酸クロルヘキシジン
  • 塩化セチルピリジニウム
  • l-メントール

口臭発生のメカニズム

ハーペントがどの様に口臭に効くのかの前に、口臭が起こる仕組みを簡単に説明します。

口の中には数億もの細菌が存在しています。そして口の中の食べカスや、はがれ落ちた粘膜の細胞などをエサとして活動しています。

細菌は食べカスなどの中の、硫黄を含んだアミノ酸(タンパク質)を分解する事でエネルギーに変えて増殖していき、その時に揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ)と呼ばれる物質を作り出してしまいます。

この物質は非常にガスになりやすく(揮発性)、このガスが口臭となるのです。

ハーペントはどの様に口臭に効く?

塩化亜鉛

ハーペントに含まれる成分を見てみると、 塩化亜鉛という物質があります。

実はこの塩化亜鉛の亜鉛が口臭を抑えるのに効果があると言われているのです。

まず、この亜鉛は口臭の元となる揮発性硫黄化合物と結合しやすい性質を持ち、硫黄化合物を揮発しない(気体にならない)物質に変えてしまって、結果口臭として外に出てこなくさせる、という事のようです

また、塩化亜鉛によって、タンパク質が分解されるのを抑えるそうで、だとすると口臭の元である、揮発性硫黄化合物自体が作られるのを抑制する事も期待できます。

塩酸クロルヘキシジン

こちらは細菌に対しての、殺菌効果があるとされています。口臭を作り出す細菌に対してもですが、歯周病菌に対しても。

別の成分の、塩化セチルピリジニウムも同様の作用が見込まれます。

歯周病は口臭の原因として大きな部分を占めるので、有効な成分と言えるでしょう。

ただし歯医者さんによっては、唾液などによって成分の濃度が低くなるので、殺菌効果については弱い、という意見もあるようです。

医薬品ではなく医薬部外品なので、その部分はしょうがないかもしれません。

ですが、歯医者さんと共同で開発された商品で、多くの歯科医院での採用実績もあるので、口臭対策の効果に関しては期待出来るのではないでしょうか。

ハーペントの使用方法は?

今から商談、などの前にシュッとする場合は、舌の上を意識してスプレーしましょう。口の中の口臭は、その6割が舌の表面の舌苔(ぜったい)と呼ばれる、白い苔状の汚れで作られると言われています。
「口臭の原因の6割を占める舌対とは?」

そしてさらに効果的な使用方法は、(本来はこちらが正しいのですが)時間があればシュッ、シュッとした後に歯ブラシでブラッシングをする事です。

そうする事で歯や歯ぐきのすき間の、細菌の塊である歯垢(プラーク)も取り除けて、口臭を作り出す細菌への殺菌成分の効果も上がります。

ハーペントは長時間の効果は期待できませんが、即効性はあり、口臭を作り出す細菌と、作り出されてしまった口臭のガスの両方に作用する成分が入っている事から、効果的な口臭対策グッズといえるかもしれません。


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