口臭対策には、どんな歯磨き粉がいいんだろう?

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口臭は様々の原因で発生しますが、その原因の80%は口の中にあります。口の中の細菌が食べカスなどを分解、腐敗させてエネルギーとし、そのときに発生するガスが口臭となります。

つまり口の中の細菌や、その細菌のエサとなる食べカス等を出来る限り取り除くことが、口臭対策として有効な手段となります。

そしてその為に、ほぼ全ての人が行っている方法が、歯磨き粉を使ってのブラッシングでしょう。

口臭対策としてどのような歯磨き粉が良いのでしょう?

口臭対策に効く歯磨き粉の成分

歯磨き粉は色々な種類のものが販売されていますが、口臭対策に適したものを選ぶにはどうしたらよいのでしょう。

口の中は、歯も含めて非常にデリケートな場所です。歯磨き粉によっては、ブラッシングの時に配合されているもののせいで、口の中を刺激する事によって、余計に口臭がひどくなる事もあります。

口臭対策として、歯磨き粉に含まれていると良いもの、悪いものには次のようなものがあります。


歯磨き粉に含まれていると効果のあるもの!

フッ素

フッ素は虫歯を予防することが、科学的に証明されています。

虫歯とは歯が酸によって溶けていき進行するのですが、フッ素は虫歯の菌が作る酸を抑えたり、虫歯になりかけた歯を元に戻す効果(再石灰化)があり、歯医者さんでの治療にも用いられます。

そして虫歯は当然、口臭の原因となります。

薬用成分

色々な歯磨き粉が様々な薬用成分を配合し、そうする事で口の中の悩みに対応しようとしています。

ここでは口臭対策に適した薬用成分を挙げておきますので、成分表などで確認しましょう。

  口臭の原因、歯周病の予防

  歯垢の除去   デキストラネーゼ
  歯ぐきの抗炎症作用   トラネキサム酸
  グリチルリチン酸ジカリウム
  口臭の原因の細菌への働きかけ   口の中の殺菌作用   イソプロピルメチルフェノール
  ラウロイルサルコシンナトリウム

歯磨き粉に含まれていると注意が必要なもの!

研磨剤

歯磨き粉には、歯に付いた色素などを落とす為に、研磨剤が含まれているものが多く、歯を白くするホワイトニングの効果があります。

しかし研磨剤が強すぎると、歯の表面が傷付いてしまい、余計にその部分に汚れや歯垢が溜まる事になります。また細い神経が出てきて、知覚過敏になる事もあります。

合成界面活性剤

合成界面活性剤とは合成洗剤と同じ成分なのですが、多くの市販の歯磨き粉の中に発泡剤(泡立ちを良くする)、洗浄剤として含まれています。

合成界面活性剤の配合が口臭に良くない点としては、次のようなものがあります。

  • 泡立ちが良すぎて綺麗になった気になり、口の中をきっちり磨けていない事が多く、口臭の原因、歯周病のきっかけとなる歯垢が残ってしまう
     
  • 合成洗剤と同じ成分なので、口の中に必要な唾液まで取り除いてしまう。唾液は口の中を清潔に保ち、口臭を抑えるのに大変重要
     
  • 口の中の粘膜への刺激が強く、舌の味覚にも影響を及ぼす可能性がある

あくまで歯磨き粉は、口の中の汚れを落とす為のものです。

そして口の中を、口臭の元となる歯垢(細菌の塊)などの無い、清潔な状態に保つには、唾液の働きが重要になります。

合成界面活性剤の様なきつい洗剤効果のあるものや、研磨剤が多く含まれたもので、大量の歯磨き粉をつけて、力任せにゴシゴシ磨く事は、繊細な口の中を傷付け口の中の様々な働き(味覚や唾液の分泌など)を悪くし、結果口臭がひどくなってしまう事もあります。

歯ブラシに歯磨き粉を付けて、舌の表面の舌苔(ぜったい)を磨くなどはもっての他です!

適量の歯磨き粉(1cmもあれば十分)で歯茎などを傷付けない様に、正しいブラッシングで、優しく磨きましょう。