口臭対策は、口の中を清潔にするのが基本。
でも常に歯ブラシを持ち歩くのは面倒だし、水が無くてうがいができない、なんて思っていませんか?
そんな時に便利なのが、歯磨きシートです。
どんな種類があるのか、そしてその使い方や効果をみていきます。
歯磨きシートとは、どんなの?
あまりなじみの無い人も多いと思うので、歯磨きシートがどのような物かを説明します。
簡単にいうとウェットティッシュのような素材に、歯をきれいにする成分など(商品によって異なります)を含ませたものになります。
それほど種類は多くないのですが、何タイプかあるので主なものを紹介します。
ピュオーラ 歯みがきシート
花王から発売されている商品。特徴としては、洗浄成分のピロリン酸4Naという成分が配合されていて、口の中をさっぱりさせる、というものです。
素材も天然のコットンで出来ているので、柔らかくて口の中にも優しくなっています。
スクラッチ マウスシート
素数という会社から発売されている商品。こちらはポリリン酸という洗浄成分や、他に歯を丈夫にするといわれるキシリトールも配合されています。
ピーチミント・グレープフルーツミント・ペパーミントの3つのフレーバーから選べます。
なた豆すっきり歯磨きシート
三和通商という会社から発売されている商品。なた豆のエキスが配合された、ちょっと変わった商品です。
なた豆は、別名「膿取り豆」と呼ばれ、歯磨き粉にもそのエキスが配合されているものが多く発売されています。
他にはキシリトールも配合されています。
にこピカ 歯みがきシート
和光堂という会社から発売されている商品。これは赤ちゃんや小さい子ども用の歯みがきシートです。
原料は食品用のものだけを使用しているので、子供でも安心して使えます。
配合成分としては、キシリトール・緑茶ポリフェノール(消臭効果があるといわれます)などがあります。こちらも素材はコットン100%で、口の中にも優しいです。
歯磨きシートの使い方
基本的には、指に巻き付けて歯や歯と歯茎の間を拭き取るようにします。あまりきつく拭くと、歯茎などを傷付ける事になるので、気を付けましょう。
舌苔への使用には要注意!
これらの歯磨きシートは、歯だけでなく、舌や粘膜にも利用できます、となっているものが多いのですが、使用する時には注意が必要です。
舌の表面には、舌苔(ぜったい)と呼ばれる苔状の汚れがついている場合がありますが、実はこの汚れが、口の中から発生する口臭の60%を占めるといわれています。
その為、この舌苔を取り除いて口臭を抑えようとする人が多く、舌苔用の舌ブラシも販売されています。
しかし舌や口の中の粘膜はとてもデリケートで、舌を拭いたり磨いたりしすぎると、口臭が無くなるどころか逆にひどくなる事もあるのです。
「口臭対策に舌ブラシを使わない方が良い訳」
何事もやりすぎはいけません。
歯磨きシートは口臭予防にどうなのか?
当たり前の事ですが、毎日の歯みがきをこれで行うのは無理があります。
細かい所(歯と歯の間など)や奥歯をきれいにできないからです。
ただし水を使わなくて良い、というのはかなりのメリット。
自分の生活の中で利用できるタイミングがあるようなら、取り入れてみても良いのではないでしょうか。