歯並びが悪いと、口臭の原因になる?

photo credit: Domo Attacks Florida via photopin (license)

口臭の原因の1つに歯並びが悪い、というものがあります。あまり関係がなさそうに思われますが、この2つにはどのような関係があるのでしょうか。

歯並びが悪くなる原因とは?

口臭との関係を見ていく前に、なぜ歯並びが悪くなるのかをみていきます。

口呼吸

通常呼吸は鼻で行っていますが、鼻づまりなどによる口呼吸が続くと、上顎が成長せず狭くなってしまい、歯並びが悪くなります。

指しゃぶり

小さい頃は構わないのですが、歯が生えかわる5歳ころを過ぎてもやっていると、前歯が出てきたり奥歯がずれたりする事があります。

舌の癖

口の中で舌を動かす癖がある場合に、同じ場所ばかりを押してしまい、歯がずれる事があります。

姿勢が悪い

座るときに頬づえをつくくせなども、歯並びを悪くする原因になります。

横向きで寝る

毎日同じ方向の横向きやうつ伏せで寝ていると、頭の重さが毎日同じ顎の部分にかかる事になり、歯並びにも影響することがあります。

歯並びが悪いと口臭が起こる?

歯並びが悪い事で口臭が起こってしまう一番の原因は、歯の列がガタガタしていたり、重なってしまう場所があるので、ちゃんと歯磨きができず、磨き残してしまう、という事です。

■ 口臭はどのように起こる?
口の中には多くの細菌がいます。細菌は食べカスやはがれた粘膜などをエサとして増殖をしていきます。細菌がエネルギーとするために分解した食べカスなどは腐敗することで、揮発性硫黄化合物と呼ばれる、気体になりやすい臭いの成分を出し、これが口臭の元となります。

歯垢(プラーク)とは?

歯並びの悪さのために磨き残しがあると、そこに歯垢が溜まったままになってしまいます。歯垢とは食べカスの塊と考えられがちですが、実は口臭を作り出す細菌の塊なのです。(歯垢1㎎中に10億の細菌がいるといわれます)その歯垢を取り除けないのであれば、当然口臭は発生してしまいます。

虫歯・歯周病

重度の虫歯や、歯肉炎、歯周炎などの歯周病は口臭の大きな原因になります。これらは、それぞれ虫歯菌や歯周病菌が、歯を溶かしたり、歯茎に毒素を出すことによって、引き起こされます。

そしてこれらの菌も、歯垢の中に存在しているので、歯並びの悪さによる磨き残しは、歯周病などのきっかけとなり、結果口臭を発生させる要因となるのです。
「歯周病になると臭いがおこる原因は?」

口呼吸

口呼吸は歯並びが悪くなる原因といいましたが、口臭を発生させる原因でもあります。口呼吸をする事で歯並びが悪くなると、口を閉じにくくなる場合もあり、口が開いた状態が続き、さらに口呼吸が多くなります。

口で呼吸してみると分かると思いますが、口の中がとても渇きやすくなります。これは唾液が減ってしまうからなのですが、口臭対策には唾液はとても重要です。

細菌のエサとなる、口の中の食べカスを洗い流したり、細菌に対しての抗菌作用を持つ酵素も含まれているからです。その唾液が口の中で不足することは、口臭を増やすことに直結するのです。
「口臭対策の為に口呼吸を改善!」

口臭を起こしてしまう歯並びの悪さの対策は?

歯の矯正

歯の並びを治すわけですから、最も確実です。ただし費用や時間(最低1~2年間)、人によっては痛みもあるので、慎重に検討しましょう。

正しいブラッシング

極端な話ですが、歯の矯正をしても、きちんと歯垢を取り除けないと、口臭や歯周病は治りません。見た目の歯並びよりも、口臭が問題なだけであれば、きっちりと歯垢を取り除く事で対策ができます。
「口臭対策の基本、歯磨きの方法!」

歯医者さんでの指導

あまり歯医者さんに行かない、という人も、1度正しい歯磨きの方法を教えてもらうために訪れてみてください。実は大人でも正しいブラッシングができている人は少ないのです。また自覚はなくても歯周病にかかっている、という事も少なくありません。
(歯周病は自覚症状が非常に少なく、気付いたら手遅れ(抜歯)の場合もあります。)

歯ブラシ以外も使う

実は歯ブラシだけのブラッシングでは、口の中の歯垢の60%ほどしか取れないといわれています。その為使用をおすすめするのが、次のグッズです。

歯並びが悪い場合、常に毎回同じ場所を磨けていない事が考えられるので、今までと違う磨き方や、道具を使う必要があります。