口臭と貧血の関係とは?

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女性には貧血気味の人が非常に多く、5人に1人が貧血予備軍といわれています。そしてこの貧血は口臭の原因となる事があるのです。

貧血になる原因は?

貧血とは、血液が少なくなる、と勘違いされる場合がありますが、量ではなく濃度が薄くなる事です。具体的には血液に含まれる赤血球やその中のヘモグロビンが少なくなってしまう事を貧血といいます。

ヘモグロビンは体の各細胞に酸素を送る働きをしているため、ヘモグロビンの不足は体に色々な症状を起こします。

貧血の症状

  • 動悸(どうき)
  • 息切れ
  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 疲れやすい
  • 頭痛

貧血の種類には色々りますが、ほとんどの女性の原因は、鉄分の不足によって起こる「鉄欠乏性貧血」というものです。ヘモグロビンは鉄と結合して出来ていて、その鉄のおかげで酸素を体中に運ぶことが出来るのですが、鉄が不足するとヘモグロビンが作られず、貧血となってしまうのです。

鉄が足りなくなるのには次のような原因があります。

  • ダイエットや偏食によって鉄の摂取量が少ない
  • 女性の生理中の出血が多い場合
  • 病気による消化管からの出血
  • 妊娠中や授乳期に鉄分を必要とする事による不足

貧血と口臭の関係は?

乳酸が増えることによる臭い

貧血になるとヘモグロビンが少なくなり、体中に酸素が行き渡らないことによって、疲労物質である「乳酸」が作られます。乳酸が体の中で作られると、それにともなってアンモニアの量も増えてきます。

これらは各々臭いの成分であり、血液を通って汗として体臭となったり、肺から呼吸に混ざって口臭となる可能性があります。

口の中の渇き

人によっては、貧血になると喉や口がとても渇く、という場合があります。口が渇いているという事は、口の中の唾液が足りていないという事であり、唾液の不足は口臭を発生させます。

口臭は口の中の細菌が食べカスなどをエサとして活動し、それらが腐敗して発生するガスです。唾液は細菌のエネルギーとなる食べカスなどを洗い流し、また細菌自体に働きかける抗菌作用ももぅているので、唾液の不足は即口臭の発生に繋がるのです。

生理中や妊娠中はホルモンのバランスが崩れやすく、口臭が発生しやすい状態といえます。「女性特有の口臭には?」

つまり貧血が口臭の原因という訳ではなく、貧血になりやすい状態が口臭が発生しやすい状態と同じ場合がある、とも言えるでしょう。

貧血の対策には?

鉄欠乏性貧血の原因としては、鉄分の摂取量が少ない、出ていく量が多いなど、鉄分が足りない事です。つまり鉄分をとることが有効な対策となります。

鉄分を多く含む食品を食べる

鉄分を多く含む食品は、

  • 豚レバー
  • 鶏レバー
  • 牛モモ肉
  • マグロ
  • カツオ
  • シジミ
  • アサリ
  • 納豆
  • パセリ
  • 小松菜
  • ほうれん草
  • ひじき

等がありますが、食品によっては含有量が多くても吸収が良くないものもあります。
(表では納豆から下の食品のような野菜、穀類)

ビタミンをとる

ビタミンC

ビタミンCは食品に含まれる鉄分を吸収しやすい形に変えてくれるので、鉄分を取るときに大切になります。特に鉄分を吸収しにくい野菜と一緒に食べる事で、吸収を助けてくれます。

ビタミン12

ビタミン12はヘモグロビンを作る時に必要なビタミンです。不足していると鉄分をとっても正常にヘモグロビンが作られません。レバーや魚介類、チーズなどに含まれます。

このように鉄分をとっていれば良い、という訳ではありません。1日3食、バランスの良い食事をする事を心掛けましょう。また、食べるのを減らすだけの間違ったダイエットでは、体重が落ちないだけでなく、貧血や口臭の発生の原因となるので注意しましょう。