口臭は遺伝じゃない?

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親が自分に口臭があるのを感じている場合、子供にも口臭があるのではないかと不安になる事があると思います。

果たして口臭は遺伝するのでしょうか?

口臭が子供に遺伝する?

よく子供の身長は、その25%が親の遺伝による、といわれます。

では親に口臭があるから子供にも遺伝して口臭が起こるか、という疑問に関してですが、基本的に無いと言えます。

稀なケースですが、「魚臭症(ぎょしゅうしょう)という病気は遺伝するといわれます。正式な名称を「トリメチルアミン尿症」といい、食べた物を体内で消化吸収する時に、代謝の異常によって、発生したトリメチルアミンという物質が分解出来ない病気で、汗や呼気として外に出てきて口臭や体臭となってしまいます。

トリメチルアミンは魚の腐った様な臭いがするのでこの様な名称がつけられています。

これは口臭が遺伝によって起こる非常に少ないケースですが、 基本的に口の中から発生する様な口臭が直接遺伝する事はありません。

なぜなら、口臭の主な原因は、口の中にいる細菌によって作り出されるガスであるからです。

ただし、口臭が起こりやすい要因や、口臭が起こる病気へのかかりやすさ等は、遺伝が関係してくる、という事です。どういう事でしょう?

親子で口臭が似てくる原因は?

それには次の様な要因が考えられます。

体質が似てくる

親子であれば当然体質は似てくるので、その面では遺伝といえます。その中に口臭の発生に関わるものがある、という事です。

例えば歯並びがあげられます。歯並びは直接遺伝する訳では無いのですが、歯の大きさや歯の数、骨の大きさ、顎の大きさは遺伝すると言われます。

これらは歯並びを構成する重要な要素となるので、親の歯並びと似てくる可能性は大きいと思います。

歯並びと口臭の関係をみていくと、歯並びが悪いと口呼吸になる場合があります。口呼吸は口の中の唾液が渇いてしまい、口臭を作り出す細菌に対しての殺菌作用や、口の中を清潔に保つ自浄作用が働かず、口臭を発生させる大きな原因となります。
「口臭対策の為に口呼吸を改善!」

もう一つ、歯並びや歯の生え方が遺伝する事と、口臭の発生原因の関係としては、歯磨きのやり難さ、歯垢(プラーク)の溜まりやすさが似てくる、という事もあげられます。

つまり歯の生える角度や大きさによって、磨きにくい場所が出来てしまい歯垢が残って虫歯や歯周病が起こってしまうのですが、同じような歯並びであれば、同じように磨き残しが出来て、同じような歯の疾患が起こる可能性があるという事です。

特に歯周病は口臭の原因として、大きな要因を占めます。

実際私の歯は、父親とそっくりだと歯医者さんに言われた事があり、そして同じ場所が歯周病になっています。

同じ病気になりやすい

口臭の原因となる虫歯や歯周病は、直接遺伝する事はありません。

どちらも感染症であり、虫歯菌や歯周病菌に感染する事でかかる疾患であり、遺伝によって生まれた時から細菌を持っているという事は無いからです。

しかし親が虫歯歯周病であった場合に、子供もなりやすいといえます。 虫歯については、感染症と言いましたが、親が感染元となる事が多いからです。

生まれたばかりの赤ちゃんの口の中は無菌状態です。ところが親の口を触る、キスをする、同じスプーンで食べ物を与える等の行為で感染させてしまっているのです。

歯周病に関しては、体の抵抗力などが遺伝していて、細菌への感染しやすさなどが影響する場合があると考えられています。

ただし歯周病になるかならないかは、歯垢の除去(プラークコントロール)によって決まるので、そこを徹底する事が大切です。

その他にも鼻炎胃炎などが、一部口臭の原因となる場合がありますが、アレルギー性鼻炎などは、両親のどちらかでもアレルギーの病気を持っていると、その子供がアレルギー性鼻炎となる場合が、両親が持っていない場合よりも多いといわれます。

胃弱も両親の体質が遺伝する場合もあるようです。ただしこれらの人がすべて口臭を発生しているという訳ではありません。

同じ生活をしているから

親子ですから当然同じ生活をしています。その中で食生活は口臭の発生と強く関わってきます。

口臭の発生原因に舌苔(ぜったい)というものがあり、口の中の口臭の6割がここで作られているといわれます。
(舌の表面に付着している白や黄色っぽい汚れ)

舌苔が出来やすい食事として、脂っこいものなどがあげられるのですが、同じ食生活をしているので、胃や口の中の環境も似てきて、同様の口臭が発生しやすい舌の状態になっているという事は考えられます。

また口臭対策の基本で最も大切なものに、歯ブラシによるブラッシングがありますが、子供がまず教わるのは、両親からです。ところが両親が正しいブラッシング方法を理解していない場合が非常に多いのです。

結果、親と同じように子供も虫歯になってしまう、という事もあります。 子供が生まれたら、自分の口の中の細菌を減らす為に、歯医者さんでケアしてもらうと同時に、正しいブラッシング方法を学びましょう。


  自分が口臭を気にしている(気にしていた)場合、子供がいると余計に子供の口臭が気になるものですが、ただ気にしすぎるのも良くありません。

口臭には生理的口臭といって、誰にも必ず起こるものがあります。他の子供の口臭が気にならないのは、口臭がきつい寝起きなどの時間帯に、臭いを嗅ぐ機会がないからです。

遺伝する、しないよりも、口を清潔に保ち、口の中が唾液で潤っている状態を保つ事(口臭対策には唾液が大事)が大切であり、子供を傷つけないように気を付けて、教えてあげましょう。

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