胃酸過多が口臭の原因になる?

胃酸が必要以上に出ている状態を胃酸過多といいますが、この胃酸過多が口臭の原因になることがあります。胃酸過多と口臭の関係をみていきましょう。

胃酸過多になる原因は?

胃の中では、食べた物を消化するために、胃酸が分泌されます。胃酸とは胃液に含まれる消化液で、とても強い酸性をしめす、いわゆる塩酸です。この胃酸が大量に分泌されてしまうのが、胃酸過多で症状としては、

  • げっぷ
  • 胸焼け
  • 呑酸(どんさん)
  • 胃痛

などがあります。そして胃酸過多になる最も大きな原因がストレスといわれています。

ストレス

胃の中の胃酸は、自律神経によって制御されています。

自律神経とは?
自律神経とは、自分の意思とは無関係に、体の中の器官や呼吸、発汗、内分泌などを制御している神経で、交感神経副交感神経の2つの神経があります。

普段は交感神経と副交感神経がバランスをとって、胃酸も必要な量を分泌しています。ところがストレスを感じているときは、交感神経の方が活発に働くようになり、そうなると、胃をたくさん働かせるために、胃酸を必要以上に出してしまい、胃酸過多となります。

胃酸過多と口臭の関係は?

げっぷ

胃酸が大量に分泌されて胃酸過多になると、げっぷが出やすくなってしまいます。

げっぷとは胃に溜まった気体が口から出てくるものです。胃の中では食べたものが分解、腐敗していたり、胃酸などの酸っぱい臭いがあったりと、きつい臭いの成分があるため、げっぷは口臭の原因となります。

逆流性食道炎

げっぷ以外には基本的に口から気体が出てくることはありません。それは食道の、胃の手前にある下部食道括約筋という筋肉が、食べ物が通るとき以外は閉じて、逆流を防ぐからです。

その例外が逆流性食道炎という病気です。逆流性食道炎とは、胃液や消化途中の食べ物が、名前の通り逆流して、食道まで戻ってくることで炎症を起こす病気です。

この病気でも胃の中身が逆流してくる事によって、その臭いが口臭となり、酸っぱい臭いがしてきます。

そして逆流性食道炎が起こる原因の1つが、胃酸過多によるものなのです。胃酸が分泌され過ぎることで、胃の内容物が逆流してしまい、口臭の原因となるのです。

口臭の原因となる、胃酸過多の対策は?

胃酸過多の1番の原因はストレスです。今の現代では、ストレスを溜めないで生活するのは非常に困難といえます。
ストレス解消法としては、

  • 質の高い睡眠をとる
  • ゆったりとお風呂に入る
  • 音楽を聴く
  • 読書
  • 映画鑑賞
  • カラオケ
  • 運動

など、いろいろありますが、とにかく自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。

そしてもう1つ胃酸過多にとって悪いのが、胃に負担のかかる食事です。胃酸過多の時に避けた方が良い食べ物には次のようなものがあります。

 胃酸過多に良くない食べ物

  • 脂肪の多い肉など
  • 酸性の強いもの(酢の物や柑橘類など)
  • 香辛料などの、刺激の強い食べ物
  • アルコール緑茶やコーヒーなどのカフェインを含む飲み物

これらの食べ物は何となく胃に悪いイメージもあると思うので、胃酸過多の場合には控えめにして、消化の良さそうなものを食べるようにしましょう。

また、胃酸過多の状態というのは、胃酸の濃度が高くなっている状態でもあるので、水を飲む事でも胃酸が薄まって効果があります。この時に冷えた水では、胃への刺激となって逆効果にもなりかねないので、常温の水にしましょう。