腎臓の不調と口臭の関係とは?

体の中にはいろいろな臓器があって、それらが口臭の原因となる場合があります。そして、腎臓も口臭を発声させる原因となる事があります。腎臓の働きと、口臭との関係についてみていきましょう。

腎臓は何のためにある?

腎臓は、長さ、幅、厚さが、約10㎝、5㎝、4㎝で、空豆のような形をしていて、腰の辺りに左右対称に2つあります。腎臓は次のような働きをします。

老廃物を外に出す

腎臓は血液をろ過することで、血液中の老廃物や塩分を尿として排泄します。そして、必要なものは再度吸収して、体の中に戻す働きをします。

血圧の調整

腎臓で作られる酵素の働きによって、血圧を上げたり、血液中の塩分や水分の量を調節することによって、血圧を調節する働きがあります。

血液を作るためのホルモンを分泌

腎臓で作られるホルモンが、骨髄に赤血球(血液)をつくるよう刺激を与えます。

骨を作るのを助ける

骨を作るにはカルシウムがいりますが、腎臓では、カルシウムの吸収に必要となる活性型ビタミンDという物質を作ります。

このように、腎臓は生きていく上で、非常に大切な働きがある臓器なのです。

腎臓の不調による口臭とは?

腎臓の機能が低下することで、口臭と関係してくる働きは、1つめの「老廃物を外に出す」です。

腎機能の低下によって、老廃物をろ過できないと、尿として排泄できずに不要なものが体内に溜まってしまいます。そこには、体の中で作られたアンモニアも含まれ、それらは血液を通って、体の中を回り肺にも達します。

そこでアンモニアなどを含んだ臭いの成分が、呼吸と一緒に外に出てきて口臭となります。このときの臭いは、アンモニアを含んでいるため、尿のような臭いがします。

腎臓の機能が低下する要因は?

腎臓が悪くなることは、口臭どころの話ではなく、生活や生命にも関わってきます。腎炎などの病気が分かった場合は、当然、お医者さんでの治療が最優先です。慢性の腎不全にまでなると、回復するのは不可能といわれています。

そして普段から、腎臓の負担になることを避ける必要があります。腎臓の負担を高めてしまう大きな要素としては、次のようなものがあります。

塩分のとりすぎ

塩分をとりすぎると、高血圧の原因となります。そして高血圧は、腎臓の負担を大きくする要因となります。

タンパク質のとりすぎ

タンパク質は、とりすぎることで、腎臓が処理しなければならない老廃物をたくさん作り出してしまいます。その結果、腎臓の負担が大きくなってしまいます。

腎臓の負担を減らすための対策は?

塩分、タンパク質をとりすぎない

食事に味の濃いものばかりを選んだり、味付けを強くしたりを抑えましょう。またお肉ばかりを食べるのではなく、バランスよくとりましょう。

たばこをやめる

喫煙習慣は慢性の腎臓病に関与していると考えられています。

体型の維持

肥満になると、体の中の血液量が増えるため、腎臓の負担が増えてしまいます。適度な運動で適切な体重を目指しましょう。

水分をとる

尿を作るには、十分な水分が必要です。水分をきっちり補充すると、腎臓の負担も減らせます。ただし、むくみがあるときは、水分を体外に排出できなくなっている場合があるので、お医者さんで相談してください。

腎臓の病気は、初期の段階では、自覚症状があまりありません。健康診断で定期的な検診が必要です。また口臭にアンモニア(尿)の臭いが混ざっている場合にも、1度疑って検査を受けてみる必要があります。