口臭はその原因によって色々な臭いを発しますが、その中の1つにカビ臭い場合があります。
いったい何が原因でカビの臭いのする口臭が起こるのでしょう?
カビ臭い口臭の原因は?
口臭がカビの臭いのする場合、原因として考えられるのが肝臓の病気や不調によるものです。
臭いを抑える肝臓の働き!
肝臓は人間の臓器の中で1番大きく、色々な働きを持っています。肝臓の働きとしては、次のようなものがあります。
|
この中で特に口臭と関係のある働きが、解毒です。
体の中には様々な悪臭成分を含む物質がありますが、それらを肝臓が分解してくれるので、体の外に臭いが出てくる事はありません。
ところが肝臓の病気などで働きが機能しないと、分解しきれずに口臭や体臭として出てきてしまうのです。
分解されずに残った臭いの成分は、血液に溶け出して体中を回り、そして肺にまで達したものが呼吸と共に、鼻や口から外に出て口臭となってしまうのです。
カビ臭い口臭は要注意!
この肝臓が原因で発生する口臭の臭いが、カビ臭い、あるいはネズミ臭と形容される臭いです。
ただ、実際に肝臓がちょっと不調な程度では、そのような臭いはしてきません。というのも、肝臓はとても我慢強く、働き者なので、少々の病気でも働きをやめないのです。
逆に言えば、もし肝臓が原因でカビ臭い口臭がしている場合は、病気がかなり進行している可能性があるので、病院に行って肝機能の検査を受けましょう。
口臭どころの話ではなくなる場合もあります。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、自覚症状が出にくいので、気を付けましょう。
がんばる肝臓を休ませる!
口臭もそうですが、健康の為にも肝臓をいたわってあげる事は重要です。簡単に肝臓を休めてあげる方法をあげておきます。
|
これらの事を意識すると、肝臓だけでなく、胃腸などの他の臓器にも良い影響を与え、結果、それら他の内臓が原因となっている口臭も抑える事ができます。
口臭対策には、食生活や生活習慣を改善する事によって、効果が現れる場合も多いのです。