口臭は年齢を問わず、調査などでいつも上位ににくる体の悩みです。
そんな口臭の改善方法をまとめてみました。
口臭を改善するには、まず口臭を知る!
口臭が発生するのには、様々な原因があるのですが、大まかに3つに分ける事ができます。
|
生理的口臭
生理的口臭とは、生きていれば、程度の差はあれ誰にでも起こる口臭です。
この臭いは、1日中発生しているのではなく、時間帯や状況によって変わり、寝起き、空腹時、緊張しているときなどに特に強くなります。
また女性では、生理中なども強くなる傾向があります。
病的口臭
体の不調や、なんらかの病気によって発生する口臭です。最も原因となりやすい病気が歯周病で、口臭の原因の大部分を占めます。
「歯周病になると臭いがおこる原因は?」
その他には胃や腸、肝臓などの内臓、鼻、喉などが原因となる事があります。
全体からの割合としては、少ないといわれていますが、口の中に原因が無い場合には、疑ってみる必要があります。
食べ物などによる口臭
これは臭いのきついものを食べることによって起こる口臭で、にんにくやニラ、納豆、コーヒーなどがこれにあたります。
基本的には食べた後の口の清掃などによって、時間がたつと臭いもなくなりますが、例外的に、にんにくは食べた後、16時間臭うともいわれているので、注意が必要です。
「にんにくの口臭、原因と対策は?」
生理的口臭の原因は?
食べ物による口臭は、時間が解決してくれます。
そして病気が原因の臭いに関しては、その病気を完治させれば解消しますが、逆にそれ以外では根本的な解決にはなりらず、自分で出来る事も限られています。
まずは病気を治すことが先決です。
そして自分で改善できるのが、生理的口臭です。
誰にでもある臭いなので完全に無くす事はできませんが、少なくなるようにすることはできます。その方法の前に、生理的口臭が起こる仕組みをみていきます。
生理的口臭はなぜ起こる?
口臭が発生する流れ |
口の中には何億という数の細菌が存在しています。
それらは増殖するため、食べカスなどをエサにして活動しているのですが、その食べカスなどを分解して、それらが腐敗する時に作られるガスが口臭の元となります。 |
寝起きや緊張した時など、生理的口臭は時間帯などによって口臭がきつくなる場面は異なるのですが、その時に口の中で上記のような活動が普段よりも活発に行われています。
この、細菌が口臭を作り出す活動を抑えるために必要なのが、口の中にあふれる唾液です。
唾液には細菌の活動源になる食べカスなどを洗い流し、細菌自体に働きかける抗菌作用を持つ成分も含まれているのです。
ところが起床時、空腹時、緊張時、生理中などは、原因は色々ですが、どの時も口の中では、共通して唾液の分泌不足が起こっているのです。
細菌の活動を抑える唾液が不足する事で、口臭のガスが作られ続けるのです。
口臭を改善するための方法は?
口臭は食べカスなどを細菌が分解、腐敗させて作り出すガスであり、それらを抑える唾液が不足する事が原因となります。
つまり、 口の中の汚れや細菌を取り除く、細菌の活動を抑える、そして唾液をたくさん出す事が改善するための方法となります。
口臭改善① 口の中の汚れや細菌を取り除く
口の中の汚れとして言われるのが歯垢ですが、歯垢は食べカスの塊ではなく、細菌の塊です。
これを取り除くことは口臭の改善だけでなく、歯周病の予防にもなります。その方法には次のようなものがあります。
|
口臭改善② 細菌を殺菌する、活動を抑える
次は、口臭改善のために、細菌の塊である歯垢をはがしとる、というよりも、細菌を殺菌する、増殖を抑えるといった効果が期待できる方法です。
|
口臭改善③ 唾液を出す方法
最後に唾液をたくさん出す方法です。どれも割と簡単な方法ばかりなので、場所や時間帯を気にせずに取り組める方法が多くあります。
|