口臭と口内炎の関係とは?

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口の中に炎症ができたものを口内炎といいますが、口内炎と口の臭い、口臭には深い関係があるといわれています。

お互い口の中で起こる2つの関係を見ていきましょう。

そもそも口内炎はなぜできる?

一口に口内炎といっても種類があり、大きく4つに分かれます。それぞれに症状が違って、原因も異なってきます。

アフタ性口内炎

口内炎と言われて想像する最も一般的なもので、円形や楕円形の白い潰瘍ができたものです。原因ははっきりとはしていないのですが、風邪やストレス、胃の不調などと言われています。

カタル性口内炎

粘膜の炎症により、赤く腫れたり白くただれたりします。原因は口の中を噛んだり、火傷をした時にそこから細菌が入る事で起こり、また虫歯や歯周病も原因となります。

ウイルス性口内炎

小さな水ぶくれや赤くただれ、強い痛みがあります。ヘルペスなどのウイルスの感染が原因となります。

カンジダ性口内炎

舌や粘膜の表面に白いブツブツができますが、痛みは少ないです。原因は口の中にいるカビの1種であるカンジダ菌の増殖や、免疫力の低下にあります。

口内炎と口臭の関係は?

口内炎と口臭の繋がりなのですが、基本的に口内炎ができたからといって、その炎症から他の人が分かる程の口臭が発生するという訳ではありません。

ではどのような関係があるのかというと、それは口内炎のできる原因にあります。

口内炎の種類と原因について最初に簡単に書きましたが、もう1度その原因をまとめてみます。

  • 口の中に食べカスや歯垢が残る
  • 風邪などによる体調不良
  • 胃腸の不調
  • ストレス
  • 虫歯・歯周病

1つ目の口の中が不衛生な状態というのは、その結果細菌が増殖している状態と考えられます。また体調不良の場合は体の免疫力も低下してしまいます。

これらの口内炎ができる原因は、実は口臭が発生する原因と同じなのです。

口の中に食べカスや歯垢が残っていると、細菌が繁殖し口臭のガスを作り出します。

体調不良による免疫力の低下も、口の中の善玉菌と悪玉菌のバランスを悪くし、口臭に繋がりやすくなります。

胃腸の不調は口臭が作り出される舌の表面の舌苔(ぜったい)を増やしますし、ストレスも直接口臭の発生に影響を与えます。
虫歯・歯周病に関しては、口臭の原因と最も関わりの深い病気です。

つまりどういう事かというと、口内炎ができた時というのは、口臭が発生しやすい、あるいは発生している可能性のある状態という事ができるのです。

そんな口臭、口内炎の対策

1番大切な事は口の中をきれいにする事で、その為のポイントは2つあります。

歯磨き

口の中を清潔にする最も基本的で大切な方法です。ただし正しいやり方できちんと磨けている人は実は少ないのです。

1度口の中の検診もかねて、歯医者さんで正しい磨き方を教えてもらうのも良いと思います。大人でもちゃんと磨けていない人は本当に多いのです。

また歯磨きの目的は歯垢の除去なのですが、歯ブラシのみのブラッシングでは、全体の70%も取れないというデータがあります。

デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシも併用しましょう。
「口臭対策に欠かせないデンタルフロス」
「口臭対策には、歯間ブラシを使おう!」

唾液の分泌

意外に知られていないのですが、唾液には口の中の食べカスや細菌などを洗い流す自浄作用があります。

その為、新鮮な唾液がたっぷり出ているだけでも、口の中は清潔に保てるのです。また唾液の成分には、細菌に対して殺菌効果を持つ酵素なども含まれるので、さらに口内炎や口臭対策に役立ちます。

逆に口の中が渇いていたりすると、細菌の活動が活発になってしまいます。

唾液には分泌しにくい時間帯もあるので、意識して唾液を出すように心がけましょう。
口臭対策の為の唾液を出す運動!

その他の対策

あとは普段の生活習慣を改善する事で、防げる場合も多くなります。

  • 体を休める為にしっかり睡眠をとる
  • ストレス解消の為にゆっくりお風呂に入る
  • 胃腸の調子を整える為にしっかり噛んで、ゆっくり食べる
  • 暴飲暴食をやめる

などなどです。

口内炎や口臭は日頃の生活の乱れにより現れていると考えて、生活習慣を見直すきっかけにしましょう。