クロロフィルが口臭に効く?効果や含まれる食べ物はこれ!

photo credit: Nomadic Lass via photopin cc

口臭対策に効果があるといわれる成分として、「クロロフィル」というものがあります。グリーンスムージーの流行で、聞いた事がある人も多いでしょう。

これらは普段の食事やサプリメントから摂る事ができますが、このクロロフィル、いったいどの様なもので何に含まれているのか、そして口臭対策にどんな効果があるのかを見ていきます。

クロロフィルは、植物の緑の元

クロロフィルとは、植物の葉っぱなどに含まれる緑色の色素で、葉緑素ともいい、細胞の中の緑葉体という場所に存在します。

植物の活動として光合成というものがあります。

太陽の熱をエネルギーとして空気中の二酸化炭素と、根っこから吸収した水を使い、酸素と糖類を作り出すのですが、この時の太陽の光を吸収するのがクロロフィルの仕事です。

クロロフィルの持つ力

このクロロフィルには、いろいろな効果が知られています。

貧血の予防

クロロフィルはヘモグロビン(赤血球の中にある酸素を運ぶタンパク質)と、構造上とてもよく似ています。

そして、体内に入ると血液中の鉄と結合し、ヘモグロビンへと変化するのです。

つまり造血する効果があり、酸素を体のすみずみに運ぶ事で貧血を予防するといわれています。

デトックス効果

クロロフィルには食物繊維よりもはるかに小さな繊維質が含まれていて、小腸にある小さいひだに付いた、ダイオキシン、残留農薬、有害金属などを除く、デトックス効果があるといわれています。

コレステロールの値を下げる

またクロロフィルには、血中のコレステロールの値を下げる効果があるとされていて、血圧を下げ生活習慣病の予防も期待されます。

肌に良い

ニキビの原因となる、アクネ菌の活動を抑える効果があります。

またビタミンCとの効果により、美しい肌を作るという事で、化粧品にも配合されています。

クロロフィルが口臭にも働きかける!

そして、このクロロフィルの効果として、

  • 消臭作用
  • 殺菌作用

があると言われているんです。

口臭の発生原因は、口の中で細菌が活動して作り出すガスなので、クロロフィルを含む食べ物を食べる事で、それらの細菌に働きかける事ができれば、臭いをどうにかする事もできるかも。

また胃腸の中では、消化不良などによって残った食べ物が発酵して臭いの成分が作られます。そしてこれが血液を通って肺に達し、呼吸に混じって口臭として出てきます。

これらの臭いに関しても、胃腸内でクロロフィルの消臭作用が発揮されると言われています。

クロロフィルを多く含む食べ物としては、

  • ほうれん草
  • 小松菜
  • 春菊
  • パセリ
  • ブロッコリー

などの濃い緑色をした野菜。

ただし、このクロロフィル、非常に水に溶けにくい性質を持っている為、体内へ吸収されにくいのです。

そこで口臭対策のサプリメントでは、クロロフィルを加水分解によりクロロフィリンという物質に変化させ、さらにその中のマグネシウムイオンを鉄イオンに置き換えた鉄クロロフィリンという成分を配合しています。

この成分が胃腸の内部で発生した臭いの成分を分解する効果があると言われています。

サプリメントは飲み込んで使用するタイプのものが多いので、口の中というよりは、胃腸が原因の口臭に効果が期待できるかもしれません。

サプリメントを利用する場合、この成分が配合されたものを試してみる価値はありそうです。


口臭対策のサプリメントとしては、かなりの種類が出ています。それぞれ配合されている成分も様々。

飲むだけなので簡単な対策とはいえますが、効果については人それぞれで、口コミなどの意見も大きく分かれていたり。

どんなサプリメントがあるのかまとめてみました。
「口臭サプリの効果ってどう?いろんなサプリメント集めてみました!」