マヌカハニーというものを知っていますか?はちみつの1つの種類なのですが、これが口臭に効果があるといわれています。
一体どういう事なのでしょう?
マヌカハニーとは?
マヌカハニーとは、ニュージーランドのマヌカという木の花から集められたはちみつのことで、マヌカの木は、原住民のマオリ族にとって、薬として利用されていたという事です。
では、マヌカハニーには、どのような作用があるのでしょう。
マヌカハニーの効果にはどんなものがある?
マヌカハニーには、非常に高い抗菌作用があり、それによって、色々な症状に効果があるといわれています。
そのなかで口臭に効果がありそうなマヌカハニーハニーの作用には次のようなものがあります。
虫歯菌を抑える
口の中には、億を超えるといわれる数の細菌が存在していて、その中にミュータンス菌などの虫歯菌もいます。
虫歯は初期の状態ではそれほどでもないのですが、進行してくると口臭の原因となります。
そのような細菌に対しての高い抗菌性を示すといわれるマヌカハニーは、虫歯菌の増殖を抑えて虫歯の進行を遅くする効果があるといわれ、その結果、口臭の発生も少なくなるという事です。
ただし、マヌカハニーによって虫歯が治る事はありません。1度溶けた歯は、歯医者さんで治療するしかありません(当たり前ですが)。
あと口の中の話で気になる事が、マヌカハニーによって、細菌の活動が抑えられ、歯垢や歯肉炎の減少に効果があった、との報告です。
それならば虫歯の進行を抑える、という事よりも、口臭に関しては効果が期待できます。
そもそも歯垢とは? |
プラークとも呼ばれる口の中の汚れで、食べカスと思っている人も多いのですが、実は歯垢は細菌の塊です。
細菌は歯垢の中で活動する事によって、口臭の元となるガスを作り出しています。 |
このように、口の中の口臭の直接の原因となる歯垢を、マヌカハニーを食べる事によって減らせるのであれば、口臭対策には有効でしょう。
また歯垢は、歯肉炎や歯周炎といった歯周病の原因ともなります。歯周病は、口臭が起こる最も大きな原因となる病気であり、マヌカハニーによって歯周病を抑える事ができれば、口臭に効果があるといえるでしょう。
胃腸の病気の改善
マヌカハニーは、その殺菌力によってピロリ菌の増殖を抑えたり殺菌する作用がある、という研究結果が報告されています。
ピロリ菌とは胃の中にいる細菌で、胃の中の様々な病気は、この細菌のせいで引き起こされていて、胃炎や胃潰瘍などの原因にもなります。
口臭との関係としては、それほど多い比率ではないのですが、胃の不調が口臭として現れてくることがあります。
胃の不調により、食べたものが消化されなければ、長い時間食べ物がとどまり、腐敗が進んで臭いの物質が発生します。
それらは血液を通って肺にまで達したものが、呼吸と一緒に口臭として出てくることがあるのです。
つまり、マヌカハニーによって胃の調子を保つ事は、間接的に口臭を抑える事に役立つ場合があるのです。
鼻づまりを改善
風邪などの時の鼻づまりにも、マヌカハニーは役立つといわれています。温かい飲み物に混ぜて飲むことで、鼻づまりが改善するといわれています。
「風邪の口臭、4つの原因と3つの対策!」でも書いてますが、風邪の時など鼻づまりになると、呼吸をするのが辛くなり、口でも息をするようになります。
いわゆる口呼吸です。
口呼吸では、口の中がすぐに渇いてしまい、唾液が少ない状態になります。
それでは、口の中の細菌が活発に活動して、口臭のガスをたくさん作り出してしまうのです。
そのために風邪の時には口臭が発生しやすくなるのですが、これも間接的ではありますが、マヌカハニーによって口臭を抑える要因の1つといえるでしょう。
もともと、はちみつには口臭を抑える効果があります。
「口臭対策にはちみつが効く?」マヌカハニーには、普通のはちみつ以上の殺菌作用があるというのであれば、口臭に対しての効果も期待できるのではないでしょうか。
ただし、歯周病や虫歯がマヌカハニーによって治る、ということではないので、それだけで大丈夫、と思わないように注意しましょう。