マスティック&アロマは口臭に効果がある?

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マスティック&アロマという歯磨きを知っていますか?

ネットでもよく話題になっている、ジェルタイプの歯磨きなのですが、いったい口臭に対して、どのように働きかけ、どんな効果があるのかをみていきます。

マスティック&アロマとは?

マスティック&アロマは、お口の健康株式会社というところから販売されています。

会社名は聞いたこともない、という人も多いと思いますが、あの通信教育で有名なユーキャンの関連企業なので、安心できそうです。

配合されている成分は?

マスティック&アロマには、次の9種類のハーブが配合されています。

  • マスティック
  • カンゾウ
  • ムクロジ
  • オウゴン
  • ローズヒップ
  • セージ
  • カモミール
  • キシリトール
  • メントール

また薬用成分として

  • グリチルリチン酸ジカリウム
  • 塩化セチルピリジニウム

の2成分が配合されています。

マスティックとは?
ギリシャのキオス島が原産の樹木で、その樹液からできるガムには、古くから歯が丈夫になる、胃の痛みが消えるなどの効果があるとされてきました。

近年では、薬の成分として、25ヶ国で使用されていて、日本でも日本歯周病学会で、虫歯菌や歯周病菌への抗菌作用が認められたということです。

また合成界面活性剤や、着色料、香料を使用していないことで口の中の粘膜にもやさしく、自然派志向の歯磨きといえます。

マスティック&アロマの使用方法

普通に歯ブラシに、1.5㎝ほどをつけて、歯茎と歯の間を中心にブラッシングします。

またジェル状になっているので、指にとってマッサージする事ができます。歯茎や口腔内の壁をやさしく刺激しましょう。

マスティック&アロマの口臭への効果は?

口の中から発生する口臭は、口の中の細菌が食べカスなどをエネルギーとして活動する際に、それらを分解、腐敗させて作り出されるガスが原因となり、これを生理的口臭といいます。

また歯周病にかかると、歯周病菌が作り出すガスと、歯周病による膿の臭いで強い口臭を発します。

口臭対策にとっては、この2つの原因を抑える事が必要となります。マスティック&アロマは、これらの原因にどのように働きかけているのでしょう?

マスティックの働き

マスティックは、歯周病菌に対して、優れた抗菌性があるという事みたいです。

もしそうなら、その点で効果が期待できます。細菌の活動を抑える事は作られるガスを減らす事になるので。

薬用成分の働き

薬用成分として配合されているグリチルリチン酸ジカリウムには、炎症を抑える作用があり、歯周病による歯茎の腫れを抑えてくれます。

また、塩化セチルピリジニウムも殺菌作用があり、こちらも歯周病を抑えるのには役立つといわれます。

天然ハーブの働き

マスティック以外にも、生薬やハーブが配合されていますが、それらの中には、歯茎の腫れを抑えたり丈夫にするといわれるものや、消毒作用のある成分も含まれています。

その効果によって歯茎を引き締め、健康な状態に持っていくということです。

悪玉菌を減らす

口の中には、億を超える数の細菌が存在しているのですが、それらすべてが口臭を発生させる訳ではありません。

臭いを作り出すのは、悪玉菌と呼ばれる食べカスなどを腐敗させる細菌。

通常の歯磨き粉には、合成界面活性剤(合成洗剤)が含まれていますが、それでは、口の中の良い菌も悪い菌も、すべてを洗い流そうとしてしまい、口の中の細菌のバランスが良いものにはなりません。

また合成界面活性剤は、唾液の量を減らしてしまうことになり、結果として口臭を増やすことにも繋がります。

唾液と口臭
唾液は口臭を作り出す、細菌のエサになる食べカスなどを洗い流したり、作られた口臭のガスを溶かして外に出ていかないようにする働きがあります。

また細菌を殺菌する成分も含まれ、口臭対策にとっては欠かせないものです。

マスティック&アロマには、そんな合成界面活性剤などを含んでおらず、逆にマスティックは、悪玉菌だけに働きかけ、善玉菌を減らす事はないそうです。

マスティック&アロマが口臭に効果があるかどうかの、個人的な意見

ある歯医者さんが、いかなる有効な成分も実験室での結果で効果があったからといって、口の中では唾液によって薄まってしまうので、そこまでの効果は期待できない、と言ってました。

確かにその通りですが、まったく効果がみられない、という訳ではないんじゃないかなぁと。

少なくとも効果を得るためには、ある程度の期間を続けてみる必要はあるでしょう。

どんな商品でも「使った翌日から効果が!」というのは難しいと思います。

マスティックが効くのかどうか!

この歯磨きに関しては、薬用成分としてグリチルリチン酸ジカリウムや、塩化セチルピリジニウムが含まれることで、医薬部外品になっていると思うのですが、他の歯周病の予防をうたっている歯磨きにも、よく入っている成分です。

となると、マスティックに効果があるのかどうかが、この製品の重要な点といえます。

そんな中で、実際に歯周病菌などの活動を抑える事が証明されているというのなら、効果は期待できるかもしれません。

ただし何度もいいますが、いわゆる薬ではないので、即効性は期待できないかと。

歯垢の除去が1番大事!

歯周病の対策にとって最も重要な事は、細菌の塊である歯垢の除去です。それができていなければ、何を使っても同じですし、口臭も発生します。

その意味で、歯磨き粉を使う必要はない、という人もいるくらいです。

あくまで、ブラッシングがメインで、歯磨き粉は補助的な役割になります。

ただ、それをふまえて使用するなら、実際に抗菌作用があるといわれているマスティックの効果というのは、長い目でみていくと期待できるかもしれません。