マスクで口臭が予防できる?

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2015 最近マスクを付けている人を、街中でよく見かけます。

その中には、口臭の予防のためにマスクをしている人がいるというのですが、効果はあるのでしょうか。

マスクを着けると臭わない?

本来は風邪の予防や、ひいてしまった風邪を他の人にうつさない様に、あるいは花粉の侵入を防ぐ為に使用されていたマスク。

最近では女性を中心に、

  • スッピン隠し
  • 小顔効果
  • 表情を見せない

などの理由から、マスクを着けている人も多いようです。

あと着けていると温かいので、男女問わず着用している人も増えています。

そしてこのマスクを口臭の予防として着用している人がいるのですが、マスクをする事で口臭を抑える事は出来るのでしょうか?

口臭予防におけるマスクの効果

結論から言うと、マスクは口臭の改善にはなりませんが、予防になります。

口臭とは口の中で細菌が活動する時に作られるガス(気体)です。これがしゃべったりする時に、息と一緒に出てきて臭うのですが、マスクをする事でその一部が遮断される訳ですから、当然口の臭いの一部もカットされます。

つまり相手に届く臭い(ガス)の量が減り、さらに息の強さも生地を通すことで弱まるので、息の届く距離も短くなり、その結果他人が自分の口臭を感じにくくなります。

マスクをする事で口臭は無くなっていませんが、相手に臭いが届きにくいという事です。

口の臭いというのは誰にでも必ずあり、それが他人にとって不快に感じる程度かどうか、という事が、口臭があるかどうか、につながります。

その意味では、マスクは口臭予防に効果があると言えるでしょう。

マスクの臭い

ただし欠点もあります。

1つは当たり前ですが、一日中ずっと着けていられない事。食事の時は当然外さないといけないし、学校や仕事の関係で着けていられない事もあると思います。

そしてもう1つがマスクの臭いです。

マスクを着けると、着け始めのマスクの生地の臭いとは別の臭いが、時間の経過と共にしてきます。

口の中で発生した口臭のガスは、ある程度まで唾液の中に溶けています。これこそが口臭対策には唾液が大切、と言われる大きな理由です。

ただ口の中の湿った空気は、口臭の元となる物質や唾液の成分を含んでいます。

鼻で呼吸をしているとそうでもないのですが、マスクをしていると息苦しさから口でも呼吸をしてしまい、口の中の空気がマスクに当たって湿ってしまいます。

またしゃべる事で唾液が直接飛ぶこともあります。

唾液の中には口臭を作り出す細菌が存在するため、マスクの中で臭いの成分を作り出すのです。マスクを着けている限りそれらが繰り返されているので、時間の経過とともに臭いがどんどんきつくなっていきます。

それらを避ける為には、

  • できるだけマスクの中では口を閉じる
  • マスクをこまめに替える
  • マスク用の消臭スプレーを利用する

などがあります。

もう1つのマスクによる口臭予防

マスクを着ける事で、口の臭いが出ていく量をカットし、また口臭の届く距離を短くすると書きましたが、それ以外にもマスクによる口臭対策においての効果があります。

それは寝ている間に増えてしまう口臭を抑える効果で、寝るときにマスクをして眠るのです。

先ほども書いたように唾液が渇いてしまうと、溶けていた口臭のガスが気体となって出てきます。また唾液には、口の中を清潔にする自浄作用や、抗菌作用もあり、唾液がたっぷり存在する事で、口臭の多くを抑える事が出来るのです。

その唾液を渇かしてしまう大きな一因となるのが、やはり口呼吸です。

口呼吸になる原因は、口の筋肉や骨格、鼻の病気など色々ありますが、寝ている間は要注意です。

普段はきちんと鼻で呼吸を出来ていても、寝ているときに口呼吸になっている、という人は意外と多いもの。朝起きた時に喉が痛い、という人は寝ている間に口呼吸している可能性が高いといえます。

寝ている時の口呼吸は、喉の痛みやウイルスの侵入を許すだけなく、朝の口臭をとてもきついものにしてしまいます。

ただでさえ唾液の分泌が少ない、寝ている間の口の乾燥により、口の中は細菌で一杯になり、どんどん口臭のガスを作っていくのです。

マスクをして寝る事で、口呼吸が改善する訳ではありませんが、口の乾燥を少しでも抑え、朝の口臭を改善してくれます。

口臭対策にマスクを利用するときの1番の注意点!

最後にまとめますが、マスクを利用する事は口臭の予防になりますが、口臭を無くす事が出来る訳ではありません。

そこはきちんと意識しましょう。口臭の原因を把握して、解消する事が前提です。

マスクをしている時の口呼吸に注意

そしてマスクを利用する時に最も気を付けなければいけない事は、やはり口呼吸です。

寝ている時は無意識に口呼吸をしてしまうので、乾燥を防ぐためにマスクをして、鼻呼吸を少しでも妨げないように、必ず鼻を出しましょう。

そして起きている時ですが、鼻がかぶっている事で知らず知らずのうちに口呼吸になってしまいます。マスクをしている時に、口の中がネバネバしているのを感じた事はありませんか?

そういう時は口呼吸で唾液が渇き、口臭が発生している可能性が高くなります。

マスクをしている時は、できる限り口を閉じる事を意識しましょう。

口が渇いた状態でマスクを外すと、それまでこもっていた臭いが一気に出てくるので、逆に口臭をまき散らすことになるのです。

マスクをする事で、鼻呼吸が口呼吸になってしまうようなら、マスクをつけない方が良い位です。マスクをつけている時の口呼吸には十分注意しましょう。
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