口臭が気になるのでミンティアを持ち歩いている、という人は多いんですが、実際に口臭に対しての効果があるのでしょうか?
どのように口臭に働きかけるのか、効果はどうなのかについてみていきます。
タブレット菓子の定番!ミンティアとは?
今ではスーパーやコンビニなど、どこでも見かける定番のタブレット菓子で、説明の必要はないかもしれませんが、念のために。
ミンティアはアサヒフードヘルスケアが販売している日本製の商品です。
よく比較としてフリスクがあげられますが、売上個数、金額はミンティアの方が上。
(ちなみにフリスクの原産国はオランダです。)
価格も100円程度と気軽に購入でき、味の種類も多く人気があります。
ミンティアの口臭への効果は?
マスキング効果
ミンティアは種類によって、いろいろな味があり、いろいろな香料(香りのする成分)が含まれています。
その香りで口から出る臭いをごまかす、というものでそれをマスキング効果といいます。
体臭を強い香水でごまかすのと同じで、その臭いの成分が無くなれば口臭も戻ってしまう、その時だけの対策となります。
唾液を出す効果
口臭は口の中に存在する細菌が、食べカスなどをエサとして増殖するために分解し、それらが腐敗していくときに発生するガスです。
これらの口臭を抑えるのに最も大切なのは唾液です。
唾液には口の中の細菌のエサとなる食べカスなどを洗い流す自浄作用があり、また唾液に含まれる酵素が、細菌に直接働きかけて増殖を抑える抗菌作用も持ちます。
ミンティアを食べる事で、その甘かったり、スッとする味によって、唾液の分泌を促すのです。また舌の上にものが乗っているだけでも、唾液の量は増えますので、噛み砕かずにゆっくり舐めるようにしましょう。
よく食後にミンティアを食べている人を見かけますが、食後は唾液の分泌量が最も多いので、食べた食材の臭い以外、口臭はあまり起こりません。
むしろ、お腹が空いている時間帯の方が、唾液が減って口臭が強くなるので、効果があるのでしょう。
細菌の活動を抑える効果
口臭は口の中の細菌が、活動する中で作られてしまうガスです。
そしてミンティアの中には、それらの細菌に効果があるといわれる成分を含むものがあります。
ミンティア・カテキンミント
原材料に緑茶から抽出した成分が含まれています。その中のカテキンは、物質の構造上、臭いの成分と結びつきやすく消臭効果をもつといわれています。
またカテキンは殺菌作用があるともいわれ、細菌の増殖を抑え口臭にも効果がみられるかもしれません。
ミンティア・グリーンエバー
この商品には、カテキンミントと同じように、緑茶抽出物が含まれているとともに、鉄クロロフィリンナトリウムという物質が入っています。
この物質も消臭効果や殺菌効果があるといわれ、体臭サプリメントなどにも含まれています。
ただし、これらの成分は口臭への効果があるかもしれないんですが、ミンティアとしてこの成分が口臭や細菌の増殖を抑える、といっている訳ではありません。
過度の期待は難しいと思います。
ミンティアによる口臭効果としては、臭いを隠すことと、口臭対策に効果のある唾液を出してくれる、という点を意識して使用しましょう。