口臭対策の方法には色々とありますが、最近話題になっているのが、オイルを使ったうがいです。
海外のセレブな人たちも行っているといわれる、この方法を紹介します。
オイルプリングって何?
オイルプリングとは、アーユルベーダというインドの伝統医学の中の1つで、本来はごま油でうがいをする事で、口の中から体内の毒素を排出(デトックス)する、というものです。
このオイルプリングは、海外のセレブ(ミランダ・カーやグウィネス・パルトローなど)が行っているという事で拡がってきたようです。
オイルプリングの効果とは?
オイルプリングを行うことで得られるといわれる効果には、次のようなものがあるといわれています。
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そして口臭に対しても効果がある、という事なのです。
口臭に効果がある理由とは?
口の中には数百種類の細菌が、億を越えて存在しています。それらの細菌が食べカスなどを分解する事でエネルギーにして増殖していくのですが、その時に腐敗して発生するガスが口臭となります。
つまり細菌が活動していく中で作り出してしまうのです。
オイルプリングを行うと、この細菌の多くを取り除き、口臭を抑える事ができる、という事のようです。
また口臭の原因となる虫歯や歯周病も、それぞれの病原菌が引き起こしているので、オイルプリングによって殺菌したり、取り除くことができれば、口臭対策になるでしょう。
オイルプリングはどうやるの
元々インドではごま油を使用しているのですが、食用の油であれば大丈夫のようです。
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この中では殺菌作用が強いという事から、ココナッツオイルを使う人が多く、それも劣化しにくく、添加物の含まれないエクストラバージン・ココナッツオイルがオススメです。
オイルプリングのやり方
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油を口に含むというと、ベトベトしそうですが、30秒もすると、普通の液体のようになります。唾液も混じってくるからでしょう。口がいっぱいになったり、疲れた場合は1度吐き出して再度行いましょう。
オイルプリングの口臭への効果は?
やってみると、確かにすっきりしたような感じがします。実際に行った人の評判も良いものが多いです。
ただ口の中の細菌が本当にそれほど取れているのか、という点については少し疑問が残ります。
歯垢(プラーク)と呼ばれる口の中の細菌はフワフワと漂っているのではなく、塊になってバイオフィルムというネバネバした物質に守られています。(お風呂場の水アカと同じです)
それらが歯の間や、歯周病の場合は、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の間にできたすき間の奥の方にいるのです。
それらをうがいだけで取り除くことは難しいように感じます。
歯磨きの代わりにオイルプリングで大丈夫、という感想を書いている人がいましたが、あくまで口の清掃の基本は、歯ブラシによるブラッシングです。
オイルプリングを行うとしても、口の中をきれいにするための、補助的なものと考えた方が良いのではないでしょうか。