プロポリンスの口臭への効果について考えてみました!

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口臭対策のためのマウスウォッシュ(洗口液)は、色々な商品が発売されていますが、その中で人気なのがプロポリンスという商品。

いったいどの様な効果があるのでしょう。

口臭に働きかける流れや成分、使い方などについてみていきます。

プロポリンスとは?

プロポリンスの画像
画像引用:PIERAS/商品一覧・プロポリンスシリーズ

プロポリンスとは、ピエラスという会社が販売しているマウスウォッシュ(洗口液とも呼ばれます)です。

内容量

600ml入の他にも、1回用の12ml入が何袋かセットになった物も販売されています。

使用方法

10~15mlを口に含み、10~20秒ほどクチュクチュっとすすいで吐き出します。

口臭の原因とは?

このプロポリンスがどの様に口臭に働きかけるか、の前に口臭が起こる原因をみていきます。

細菌が作り出すガス

口の中には億を越えるといわれる数の細菌が存在しています。それらは、口の中の食べカスや、はがれた粘膜、血液の成分などのタンパク質を分解してエネルギーとし、増殖していきます。

その分解されたものが腐敗して、揮発性硫黄化合物と呼ばれる臭いの成分となるガスを発生させるのですが、その気体が口臭の元となります。

プロポリンスがどのように効果を発揮する?

マウスウォッシュの効果画像

上に書いた使用方法のように、プロポリンスはうがいをして使う訳ですが、このマウスウォッシュが話題になっているのは、 うがいをすると、目に見えて汚れが落ちるのが分かるという点です。

プロポリンスによって出てくる汚れの正体は!

うがいをした液をコップなどに出すと、汚れが塊となって出てくるのがわかります。

一体何なのか気になるところ。

実はこの汚れの正体は、細菌が活動するために必要な口の中のタンパク質という事です。

うがいをすると、汚れが固まって出てくる、という点では、

という製品と似ています。
(ナタデウォッシュの場合は、汚れの正体をはっきりと記載されてませんが)

つまりプロポリンスでうがいをすることで、口臭を作り出す細菌のエサを無くしてしまい、口臭を抑える、という事のようです。

プロポリンスには成分に、

  • チャ葉エキス
  • プロポリスエキス

が配合されていて、それらがタンパク質を固めるとされています。

お茶に含まれるタンニンもタンパク質を固める作用が知られています。

またプロポリスエキスも、その成分にタンパク質を除去するといわれる、フラボノイドを含むので、これらの作用によりタンパク質を除去してくれるということでしょう。

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プロポリンスだけじゃダメ!大切なのは細菌の除去

プロポリンスは、細菌のエサとなるタンパク質を取り除いてくれるので、非常に効果があるように感じられます。

しかし口臭対策や、歯周病対策にはそれだけでは不十分です。

というよりも最も取り除かなくてはならないものが、プロポリンスやマウスウォッシュでは取り除けません。

それは何かというと、歯垢(プラーク)です。

歯垢というと、食べカスじゃないの? と思う人もいると思いますが、そうではなく、じつは細菌の塊なのです。1mgの歯垢の中には10億個の細菌がいるといわれます。

そして歯垢はうかいだけでは取り除けません。歯垢はバイオフィルムと呼ばれる、細菌同士がくっついて固まり、ネバネバした状態でになっています。その状態で歯のすき間や歯茎の中にへばりついているのです。

口の中の汚れを取り除くのは大切ですが、細菌の死骸もエサになりますし、すべてを取り除く事は不可能です。

口臭を抑えるのに最も大切なのは、口臭を作り出してしまう細菌を、出来るだけ取り除く事であり、それには歯ブラシを使ったブラッシングや、歯間ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)を使った歯垢の除去です。

口を清潔にするための基本は、あくまでも歯磨きであって、マウスウォッシュは補助的に使う事が大切です。

使いすぎは逆効果!

またプロポリンスもそうなのですが、マウスウォッシュの多くは、エタノールなどのアルコール成分が入っています。

これらのタイプは、使用感がスッキリして爽快なのですが、口の中を渇かしてしまいます。

口の中には唾液があって、その事によって口臭を抑えています。

口の中での唾液の役割は?
唾液は口の中に分泌されることで、多くの働きをするのですが、口臭に対しては次のようなものがあります。

  • 口臭を作り出す細菌のエサとなる食べかすなどを洗い流す
  • 細菌の活動を抑える酵素が含まれる
  • 作られた臭いの気体を溶かして閉じ込めておく

ところが、アルコールによって唾液が渇いてしまうことで、逆に口臭発生の原因になるかもしれません。

またアルコールの含まれたマウスウォッシュを多用していると、口の中の粘膜をガードする作用が弱くなり、ガンのリスクが増加する可能性があるとの報告もあるようです。

マウスウォッシュを使用するときには、回数に注意をするか、ノンアルコールのタイプを選びましょう。

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