カンロといえば、のど飴を思い出す人が多いと思うのですが、実は口臭対策となる飴もだしているのです。その名も「リベロス」。
飴が口臭に対する効果と、カンロのリベロスがどの様に口臭に働きかけるのかをみていきます。
[2016年2月 追記]
すみません。カンロののど飴、リベロスは生産終了しているようです。
コンビニでも見なくなったなー、と思っていたのですが、楽天や、amazonでも「在庫切れ」や「販売終了」となっていました。
下にも書いてますが、ちょっとザラザラしすぎかな、とは感じましたが舌苔を取り除くという発想からできた飴という事で、良く考えられているなぁ、と感心していたのですが。
口臭対策に舌苔のケア、という考え方がまだまだ浸透していないのでしょうか。
口臭対策に飴はどうなのか?
まず口臭は大きく分けると、
- 生理的口臭(時間帯などによって誰にでも起こる口臭)
- 病的口臭(病気が原因で発生している口臭)
の2つがあります。そして結論からいうと、病的口臭は原因となる病気を治さなければ、無くなりませんが、生理的口臭に対しては、飴を舐める事は、効果があると言えるでしょう。
口臭の発生する原因
口の中には無数の細菌が存在しています。それらは食べカスなどのタンパク質を分解して、エネルギーとしながら増殖していきます。その時に分解されたものが、腐敗して発生してくるガスが口臭となります。
この口臭を抑えるのに重要な役割を果たすのが、唾液です。唾液には
- 口の中の汚れを洗い流す浄化作用
- 細菌を殺菌する酵素
などを持ち、口臭対策には欠かせません。生理的口臭が発生する時というのは、何らかの原因で唾液の分泌量が減ったときに起こっているのです。
そして飴にはこの唾液を分泌させる働きがあります。
飴の味によって分泌
飴には当然、甘い、酸っぱいなど味が付いています。それまで何も入っていなかった口の中に、味覚を刺激する物が入ってくることで、人間の反射行動として唾液が分泌されます。舐めた瞬間から、2~3秒もすれば分泌し始め、2~3分後には最大の量が分泌されます。
つまり、飴に限った事ではないのですが、何か口に入れる事で、唾液の分泌を促すことが出来るのです。逆に空腹時は味覚への刺激が無く、唾液の分泌が少ないので口臭が発生しやすくなります。
舌を動かす事で分泌
飴を舐めている間というのは、あまり意識しないと思いますが、舌は動いています。そうしないと飴が無くならないからです。そして舌を動かすことは唾液の分泌に役立つのです。
他には香りの強い飴だと、その香りで口臭をごまかす役に立つ事もあります。
カンロから発売されている「リベロス」とは?
そして、のど飴でおなじみのカンロから発売されている、「リベロス」です。味は
- レモンミント
- マスカットミント
の2種類、価格はコンビニで120円でした。このリベロスはカンロのホームページなどで、口臭対策に効果あり!と書いてある訳ではないのですが、パッケージに書かれている内容から、口臭対策に効果があるのでは、と考えられます。
舌苔を取り除く?
口臭は口の中の細菌が、発生するガスですが、それがどこで作られるかというと、舌の表面にある、苔のような汚れの舌苔(ぜったい)が、全体の60%を占めるといわれているのです。「舌苔が口臭の原因になる?」
そして、このリベロスには「ザラつきで舌スッキリ!」と書かれているように、舌の舌苔を取り除こうとした飴なのです。
どういう事かというと、この飴は最初触っただけでは分からないのですが、舐めるとすぐに飴の表面がザラザラしてきます。そしてそれを舐めているだけで舌の表面と擦れて、口臭の発生源である舌苔が取れていくという仕組みです。
個人的には、「こんなにザラザラしているのか!」と感じました。
普通に舐めると10分弱かかるので、意識して擦り付けると、舌の表面には刺激が強すぎるかもしれません。(感覚は人それぞれだと思いますが、舌の表面は大変デリケートです。)意識せずに舐めている位が適当なのかと思います。
カテキン・タンニン酸配合!
カテキンとはポリフェノールの一種で、お茶の渋味の成分です。そしてこのカテキンには消臭効果や、抗菌効果があると言われています。臭いを消す、あるいは臭いを作り出してしまう細菌を抑える効果があれば、当然口臭対策に効果があるといえます。
タンニン酸も自然界に存在するポリフェノールの一種で、渋味の成分です。こちらも同様に消臭や抗菌の効果のある物質と言われています。
細菌に対しての効果が実際にどうなのかは、消臭、抗菌効果があります、とホームページなどでも特に記載されていないので分かりませんが、これらの成分が配合されている事から、口臭対策にとって効果があると言えるかもしれません。