サンクロンっていう薬は口臭に効くんだろうか?

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サンクロンという医薬品の名前を聞いた事がありますか?

あまり聞き馴染みの無いかもしれませんが、この薬の効能の1つに「口臭の除去」というのがあるんです。

口臭が効果効能となっているサンクロンというこの薬、いったいどうなんでしょう?

クマザサが成分の医薬品サンクロンとは、信州の高山で取れた生のクマザサのみを原料とした、非常に濃い緑色をした液体状の第3類医薬品です。

サンクロンによって効果があるんじゃないかと言われている作用には、次の様なものがあるみたいです。

  • 含まれる食物繊維が血糖値の上昇を抑える
  • 歯茎の出血に効果がある
  • 身体の免疫力を高める
  • 酵素に類似する働きが唾液の分泌を活発にする

そして医薬品として認められているサンクロンの効果・効用は、以下のものとなります。

  • 食欲不振
  • 疲労回復
  • 口内炎
  • 口臭・体臭の除去
  • 歯槽膿漏

医薬品の効能として口臭の除去をうたっているので、期待できそうです。
いったいどの様に口臭を無くすのでしょうか?

どのように口臭に効果を現わすのか?

唾液の分泌を促す

確認されている効果の中に、唾液の分泌を活性化というのがあります。

実は口臭対策にとって唾液はとても重要になってきます。

唾液には口臭を作り出してしまう細菌を殺菌する効果や、細菌のエサとなる食べカスや細胞を洗い流す自浄作用があるんです。

新鮮な唾液をたっぷり分泌する事だけでも、口の中が原因となる口臭の大部分を抑える事が出来ます。

銅クロロフィリンナトリウムによる効果

サンクロンは生のクマザサから作られていて、主成分は銅クロロフィリンナトリウムという物質になります。

この物質には消臭効果があるので、口臭にも効果を発揮する、という事のようです。

口の中から発生する口臭については、サンクロンを内服している分には効果が出ないと思われますが、うがいをする事で効果が得られるようです。

その際には味に抵抗があれば希釈しましょう。

またクロロフィルは歯茎の炎症や腫れ等に効果を示すという事なので、歯槽膿漏による膿や出血の臭いが混ざった口臭の対策となりそうです。

ただし、歯槽膿漏(歯周病)の治療は、薬で炎症を抑える事はできても、根本的な解決にはなりません。

歯医者さんでの治療で、改善する為の努力は必要です。

サンクロンは自然由来の成分が主原料となっているので、あまり即効性は無いかもしれませんが、継続していく事で効果が現れそうです。

疲労回復にも効果があるという事で、習慣として取り入れて見てもいいかもしれません。