接客業の口臭対策にはどんなものがあるんだろう!

photo credit: Community Yard Sale - U.S. Army Garrison Humphreys, South Korea - 7 July 2012 via photopin (license)

接客業をしている人にとっては、口臭は大問題です。

自分がお客さんだったら分かると思いますが、買う気が無くなる事もあります。

仕事中に簡単にできる口臭対策にはどんなものがあるでしょう?

接客業の人に口臭が起こる原因は?

口の中には多くの細菌が存在していて、食べカスなどをエネルギーとして活動しています。その食べカスなどを分解して、腐敗した時に発生するガスが口臭の元となります。

この口臭を抑えるのに大切なのが、実は唾液なんです。

唾液には細菌のエサとなる食べカスなどをきれいに洗い流したり、細菌の増殖を抑える抗菌作用があるのです。そして接客中にはこの唾液が不足しがちになるのです。

会話による口の渇き

接客業だと仕事内容によっては、接客中にずっと話し続けている場合もあると思います。

それだと口が開いた状態が多くなり、口が渇きやすくなってしまいます。

緊張・ストレス

お客様と会話をしないといけない訳ですから、少なからず緊張をすると思います。またクレームなどでストレスを感じる場合もあるでしょう。

この緊張やストレスを感じている状態というのは、とても唾液の分泌が減ってしまい、出ても粘り気のある唾液で、口臭が発生しやすくなります。
「ストレスと口臭の関係とは?」

タバコを吸う

仕事の合間にちょっと一服する人も多いと思いますが、喫煙も唾液を減らす原因となります。また、タバコ自体が口臭の原因となります。

吸っている本人は分からないのですが、たばこを吸わないお客さんは、間違いなく気付きます。
「口臭の原因となるタバコ」

接客業の人の口臭対策

口臭には歯周病や胃の不調などが原因で起こるものもあります。

この場合はお医者さんでの治療によって、その病気を治さないと口臭も止まりませんが、それ以外は、唾液不足による口の中の渇きが原因となっている事が多いので、その点を意識しましょう。
「口臭対策のために唾液を出す方法!」

こまめに水分をとる

唾液の主な成分は水です。

唾液が不足している時は体の中の水分量が少なくなっている場合もあるので、水分をとりましょう。

そのとき1度に大量に飲むのではなく、少ない量をこまめにとりましょう。唾液が出てくるのを感じると思います。

コーヒーなどはカフェインによる利尿効果(体の中の水分を外に出そうとする働き)や、コーヒー自体が口臭の原因になるので注意しましょう。

ガム・飴を食べる

接客中はさすがに難しいと思いますが、売り場に出る、お客さんと話す、直前には効果的です。

これはガムや飴の香りでごまかすだけではなく、噛む、舐めるという行為によって、唾液をたくさん出してくれる効果が期待できます。

舌の運動

口を閉じ、舌を唇と歯茎の間に入れて、ぐるぐると回します。右回り、左回りと各20周くらい(痛かったら加減してください)回すと唾液が出てきます。

やってる顔は変なので、お客さんのいないところで行いましょう。

舌の付け根を押す

舌の付け根には舌下小丘(ぜっかしょうきゅう)という唾液の出口があります。

そこを舌で押す事で唾液を出させる事ができます。

口臭スプレー

唾液を分泌させる以外では、口の中を清潔にする事が望ましいのですが、仕事中に歯磨きやマウスウォッシュでうがいをする時間がない場合も多いと思います。

そんな場合に便利なのが口臭スプレーです。

ちょっと隠れてシュッとするだけです。臭いを香りでごまかすだけのものも多いのですが、細菌の働きを抑えるものや、臭いの成分を抑える効果を持つものもあります。
「口の臭いに口臭スプレーは効果があるんだろうか?」

マウスウォッシュ

また食事の後や口臭が気になった時に、少しでも席を外すして時間が取れる人におすすめなのがマウスウォッシュ。

殺菌成分の配合されたものなら、口臭の元に直接働きかけるので。

本来はブラッシングと併用する事でさらに威力を増すんですが、そこまでの時間は取れない人も多いと思います。ただすすぐだけでも効果を感じるものもあります。
「マウスウォッシュの効果は?いろんなのまとめてみました!」