歯間ブラシというものを知ってますか?
歯磨きに使うものなんですが、実際に使っている人は少ないと思います。
ただ、この歯間ブラシを使うことで、今まで以上に口の中を清潔に保つ事ができて、口臭対策になります。
なぜ歯磨きをするのか?
ほとんどの人が、1日に何回かは歯磨きをすると思いますが、そもそも歯磨きをする目的は何だと思いますか?
歯につまった食べカスを取り除く為、と思っている人が多いかもしれませんが、それは間違いではないのですが、1番の目的ではありません。
大事な事は歯垢(プラーク)を取り除く事です。歯垢は食べカスの塊だから同じじゃないの?と思うかも知れませんが、それは違います。
歯垢は口の中にいる細菌の塊で、これを取り除くのが歯磨きの1番の目的なのです。
口臭は細菌が作り出すガス
歯垢の中にいる細菌は、食べカスなどをエサにして増殖していきます。
そして、その食べカスを分解して腐敗する時に発生する気体が、口臭の元となるのです。
また、口臭の原因となる虫歯や歯周病も、この歯垢の中の細菌によって引き起こされます。
歯磨きには歯間ブラシを使おう!
歯垢は、バイオフィルムというネバネバした物質に守られていて、歯や歯茎のすき間にベッタリとくっついているので、簡単にははがれません。
(よく、マウスウォッシュで歯垢を落とす!と書かれているものがありますが、うがいだけでは取れません。)
その為、物理的に磨いてはがさないといけないのです。
そこで歯磨きに利用されているのが歯ブラシだと思いますが、実は、歯ブラシだけでは歯垢をそれほど落とせていないのです。
歯垢の除去率
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デンタルフロスとはいわゆる糸ようじです。「口臭対策に欠かせないデンタルフロス」
歯ブラシを使っての正しいブラッシングというのは、以外と大人でも出来ている人が少ないといわれていますが、正しい方法で磨いたとしても、全体の61%しか歯垢が取り除けていないのです。
歯磨きには歯ブラシだけでなく、デンタルフロスか、歯間ブラシを取り入れるようにしましょう。
歯間ブラシの使い方は?
歯間ブラシはプラスチックの持ち手の先に、針金が付いていて、その針金の所に磨くための毛が植毛されています。
また歯茎を傷つけないようにゴムでできた歯間ブラシも発売されています。
歯間ブラシにはサイズが
- SSS
- SS
- S
- M
- L
の5サイズあります。
小さすぎると磨けませんし、大きすぎるとすき間に入らなかったり、歯茎を傷つけてしまうので、自分の歯のすき間に合ったものを選びましょう。
磨き方としては、歯茎に当てないようにゆっくり入れて数回動かす程度で十分です。
あまりゴシゴシ磨きすぎないように注意しましょう。
これを各々の歯の間に、外側と内側から行います。使い捨てではありませんが、針金が折れそうになったり、毛先がへたってきたら、早めに交換しましょう。
出血がひどい場合は、磨き方に問題があるか、歯茎に問題がある可能性があるので、歯医者さんで相談しましょう。