ストレスと口臭の関係とは?

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現代社会において、ストレスを感じずに生きていく事は非常に難しい事です。

そしてこのストレス、実は口臭とも深い繋がりがあります。

ストレスが口臭を引き起こす理由

ストレスを感じる事で口臭が起こる一番の理由、それは唾液にあります。

口臭は口の中の細菌が食べカスなどを分解して活動し、それらが腐敗した時に発生する揮発性のガスです。 口の中の唾液には次のような作用があります。

  • 食べカスなどを洗い流して清潔に保つ自浄作用
  • 口臭を作り出す細菌の働きを抑える抗菌作用
  • 細菌が活発になる酸性の状態を中性に戻す作用

そんな唾液が減ってしまう事で口から発せられる口臭はきつくなってしまうのですが、ストレスを感じている時には、口臭対策にとってとても大切な唾液の分泌が減少してしまうのです。

交感神経と副交感神経

唾液の分泌は自律神経(意識と関係なく器官などを動かしている神経)が支配しています。

自律神経には交感神経副交感神経があり、交感神経は、主に運動している時や緊張している時に働き、副交感神経は、休憩している時やリラックスしている時に働きます。

そしてストレスを感じている時というのは、交感神経が優位に働きます

交感神経、副交感神経ともに唾液は分泌されるのですが、唾液の量や中身が変わってきます。

副交感神経が働いている時の唾液

プチアリンという消化酵素を多く含んだサラサラの唾液分泌量も多い

交感神経が働いている時の唾液

ムチンという糖タンパクを多く含んだネバネバとした唾液になり、分泌量が減ってしまう つまりストレスを感じている時は、通常よりも唾液の分泌量が少なく、さらにネバネバしているので口の中が渇きやすくなり、口臭を発生しやすくなってしまうのです。

またストレスを感じる生活を長い間続けていると胃腸などの調子を崩して、それが原因の口臭が起こる事も考えられます。

ストレスが原因の口臭の対策

ストレスを溜めない、というのが一番なのですが、それがなかなか難しいものです。

食事を楽しむ

ゆっくり時間をかけて、よく噛んで食べる事が大切です。

口の中は副交感神経が影響しているので、口の中に物が入っている時間を長くとる事により、唾液の分泌も増加します。

また食物繊維をたくさん摂ると胃腸内をゆっくり移動する事になり、その際も副交感神経が優位になります。

仕事や車の運転などをしながらの食事は止めましょう。そちらに気をとられ、リラックス出来ません。

入浴

体をリラックスさせるのに好都合なのが入浴です。ゆったり気持ちを落ち着かせて入りましょう。

すぐ洗って、バッと出たりせず、また温度が高すぎると逆に交感神経が活発になるので注意しましょう。

軽い運動

運動している間は活発に体が活動しているので交感神経が働き、唾液がネバネバしているのを感じた事がある人も多いと思います。

ただし自律神経が活発になり、2つの神経のバランスが良くなります。

質の良い睡眠

睡眠中は口に物が入っていないこともあり、唾液の分泌は少ないです。ただし日常落ち着いた気持ちで生活する為には、質の高い睡眠が必要です。

夜更かしをしない、寝る前には食べ物やアルコールなどを取らない、など深い眠りにつけるよう工夫しましょう。


最後に、口臭であることを悩み過ぎる事もストレスの1つです。

実際には気にする程の口臭がないのに、悩み過ぎて口臭が発生している人もいる位です。自分1人で悩まず、本当に口臭があるのかどうかを、他の人(歯医者さんも含め)に確認してもらう事が大切です。