食べ過ぎ、飲み過ぎで胃がもたれる事がありますが、この時に口臭が発生している可能性があります。
これは消化不良が原因なのですが、消化不良と口臭にどのような関係があるのかをみていきます。
消化不良とはどんな状態?
胃では、食べた物を胃酸やペプシンという消化酵素によって、消化されて吸収されやすいようにするのですが、胃の機能が低下している時に消化がうまくいかず、ムカムカするなどの症状が現れるものです。
具体的な症状としては、
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などがあります。
消化不良になる原因は?
消化不良になる原因となるもの |
● 食べ過ぎ 胃には処理できる量が当然決まっていて、それを超えると胃の許容範囲を超え、消化が間に合わなくなります ● 食べ物の偏り ● 夜遅い食事 ● ストレス |
消化不良と口臭の関係とは?
消化不良になると、胃の中で食べ物が停滞します。そうすると腐敗、発酵して臭いの成分が作り出されます。
通常その臭いはゲップでもしないかぎり、逆流して臭ってくる事はありません。口と胃の間には食道があり、胃と食道の境目の噴門(ふんもん)という場所の筋肉が、食べ物が入ってくるときは緩んで、それ以外の時は閉めているからです。
ところがその臭いの成分の一部が、血液に溶けていきます。そして体中をまわって、肺にも達します。そうすると吸い込んだ呼吸に混じって吐き出されて、口臭となってしまうのです。
ちなみに便秘の時にも腸に食べた物が溜まって、同じメカニズムで口臭が起こることがあります。「便秘が口臭の原因になる理由!」
口臭の原因となる、消化不良の対策は?
胃に優しい食べ物を食べる
弱った胃にとって良いとされる食べ物には、次のようなものがあります。
キャベツ
キャベツに含まれる成文には、胃の粘膜を守ったり、胃の血流を良くする働きがあります。あのキャベジンの成分です。
りんご
りんごに含まれる有機酸が消化の手助けをしてくれます。風邪などで胃腸が弱っている時などに食べた事がある人も多いと思います。
大根
大根には、ジアスターゼやアミラーゼなどの消化を助ける酵素が多く含まれます。これらの酵素は熱を通すと壊れてしまうので、大根おろしなど、生で食べるようにしましょう。
納豆
納豆自体はそれほど消化の良い食べ物ではないのですが、納豆菌に含まれる酵素が、胃の消化を助ける働きがあります。
食事の方法を変える
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胃を休める
他の内臓もそうですが、ずーっと働き続けていれば、機能は低下してきます。質の良い睡眠や食べる量を減らすなど、たまには少し休憩させてあげましょう。