口臭の種類にはどんなものがあるんだろう?

photo credit: Breathe Deeply via photopin (license)

口臭といってもその種類には色々とあるのですが、ここでは大きく3つに分けてみていきます。

生理的口臭(せいりてきこうしゅう)

生理的口臭とは、程度の差はありますが誰にでも起こる口臭で、1日の時間帯によって、あるいは状態によって臭いの強さが変わってきます。

口臭の原因

一番大きな原因は唾液の分泌不足によるものです。

口の中では細菌が食べカスなどのタンパク質をエサにして活動しています。

そして分解されたタンパク質が発酵、腐敗した時に発生するガスが口臭となるのです。この時に発生するガスは揮発性硫黄化合物といわれる物質で具体的には、

  • 硫化水素
  • メチルメルカプタン
  • ジメチルサルファイド

の3種類がそのほとんどを占めています。

唾液には細菌のエサとなる食べカスなどを洗い流す作用(自浄作用)があります。また唾液の成分には細菌を殺菌する酵素などが含まれています(抗菌作用)。

つまり唾液が不足する事で、細菌のエネルギー源が増えてしまって増殖しやすくなり、結果口臭となるガスが作られ続けるのです。

生理的口臭とは様々な要因によって唾液の分泌が不足する事によって発生する口臭なのです。

生理的口臭の起こる時とは?

  • 朝起きた時
  • 緊張している時
  • 空腹な時
  • 女性の妊娠中や生理中

この様な時に口臭はきつくなりますが、同じ臭いがずーっと発生している訳ではありません。また唾液を分泌させる事で臭いを抑える事が出来ます。

病的口臭(びょうてきこうしゅう)

病的口臭とは体の中の何かの病気によって引き起こされる口臭です。大きく分けて口の中とそれ以外に分けられますが、病的口臭の原因の8~9割以上が口の中にあると言われています。

口の中の病的口臭の原因

  • 歯周病
  • 虫歯
  • 抜歯による義歯(差し歯、ブリッジ、入れ歯など)

歯周病や虫歯に関しては、治療を行い完治しないと口臭を抑える事はできません。また義歯による口臭に関しては、正しいブラッシングを行うことである程度、口臭を抑える事ができます。

口の中以外の病的口臭の原因

  • 鼻 (鼻炎・副鼻腔炎など)
  • 喉 (扁桃炎など)
  • 食道 (逆流性食道炎など)
  • 胃 (胃炎・胃潰瘍など)
  • 腸 (腸炎など)
  • 肝臓 (肝炎など)
  • 腎臓 (腎不全など)
  • 肺 (肺化膿症など)

この様に口臭の原因となりうる病気の種類はたくさんあるのですが、心配しすぎる必要はありません。全体の口臭の原因のうち生理的口臭と病的口臭を比較すると、その割合は3分の1ずつというデータがあります。

(残りの3分の1は、「自臭症(じしゅうしょう)」と言われ、実際に口臭という程の臭いが無いのに、自分では臭っていると思い悩んでしまう症状です。)

つまり実際に口臭がある人のうち、その半分は病気とは関係なく、残りの人の9割は口の中に原因がある訳ですから、そのデータからいくと、この様な病気によって口臭が起こっている人は、全体の5%程度という事になります。

もちろんそれだけの数の人がいる訳ですから絶対大丈夫、という訳ではありませんが、心配しすぎるのも良くはないという事です。

また口の中の病気であれば心配しなくて良いのかというと、当然違います。

歯周病は放っておくと歯が抜けてしまいますし、他の病気を引き起こしてしまう事もある恐い病気です。
歯周病の画像

これらの病気による臭いの成文は、その多くが血液に溶けだして体の中を回り、肺から呼吸の気体とともに出てきます。

その為、口からだけではなく、鼻からも臭いがするのが特徴です。また病気による臭いは、完治するまで臭いが続き、症状の進行とともにきつくなっていくので、本人が気付かない場合も多いです。

食べ物などによる臭い

これは臭いのきつい食べ物や飲み物をとった後に残る臭いの事です。たいていの食べ物などは、口の中を清掃するだけで臭いを無くす事が出来るので、しっかり歯を磨けばよいのですが、注意が必要な物もあります。

それがニンニクやネギなどの食材です。

ニンニクなどは食べた後に体の中から臭いの成分が出てくるので注意が必要。(食後16時間もの間、臭いが出てくるといわれています。)
「食べ物が口臭の原因となる仕組み!」

あと嗜好品として、タバコも吸っていると必ず臭いが残るので、その点は意識しておきましょう。
「口臭の原因となるタバコ!」