口臭と体臭が一緒に起こる原因とは?

photo credit: Mindy via photopin (license)

口臭とともに気になる臭いが体臭。この2つの臭いには関連のある場合があります。

口臭と体臭には、どのような関係があるのでしょう。

体臭はなぜ臭う?

まず体臭が起こる仕組みを簡単に説明します。

人間の皮膚には、汗腺と皮脂腺という腺があって、そこから皮脂(脂肪を含む液体)を分泌します。

皮膚には常に細菌が付着していて、分泌された汗や皮脂の中の脂質やタンパク質を分解し、それらが腐敗する事によって臭いの成分が作られて体臭となります。

つまり口臭とは基本的に関係はなく、口臭があっても体臭はない、逆に体臭はあるけど、口臭は起こらない、ということはあります。

ところが口臭と体臭を同時に起こしてしまう、病気や症状などがあるのです。どのような時でしょう?

口臭と体臭が同時に発生する原因!

胃の不調

胃の調子が悪い、炎症などを起こしている時などは、食べた物を消化する能力が落ちて、いわゆる消化不良を起こします。

そうすると食べ物が胃の中に長い間とどまり、腐敗していく事で臭いの成分を発生します。

それらの一部が血液に取り込まれて、汗から出てきたものが体臭に、肺までまわって呼吸として出てきたものが口臭になります。

肝機能の低下

肝臓には栄養をエネルギーに変える代謝や、消化を助ける胆汁を作る、など色々な働きがあるのですが、その1つに解毒というものがあります。

解毒とは、体内に入ってきた有害な物質を、分解して無毒化する働きの事で、通常は臭いの成分なども肝臓で分解されています。

ところが肝機能が低下してしまうと、臭いの成分などを分解する事ができず体内に残ってしまい、血液と一緒に体をまわります。そして汗として出てくると体臭となり、呼吸として出てくると口臭となります。

ただし肝臓はとてもガマン強い臓器なので、ちょっとした不調や病気では、働きは止まりません。逆にいうと、肝臓が原因で口臭や体臭が発生していると、肝臓の病気がかなり進行している事が考えられます。

この時は、カビやアンモニアの臭いがすると言われます。そのような臭いがした時は当然ですが、そうなる前に定期的な検診を受けましょう。

糖尿病

糖尿病は体の中のホルモンが正常に働かず、エネルギーとなるブドウ糖を利用する事ができなくなる病気です。

そうなると、体の中ではエネルギーが足りないために、脂肪を燃焼させてエネルギーにしようとするのですが、その時一緒に作られるのがケトン体と呼ばれる物質です。

このケトン体が血液中を巡り、口臭や体臭として出てきます。

このケトン体による臭いは、果物が腐ったような甘酸っぱい臭いです。

ダイエット

無理なダイエットをする時にも、口臭や体臭が起こる場合があります。無理なダイエットとは、食事の量だけを減らして痩せようとする方法です。

食事を減らすとエネルギーとなるブドウ糖が不足してしまいます。

そうなると糖尿病のところと同じように、脂肪を燃焼させてエネルギーを確保しようとするので、ケトン体が作られて口臭、体臭の発生の原因となります。

便秘

便秘とは腸に便がたまって、長い間排出されない状態です。そうすると当然臭いの成分はどんどん増え、濃度も増していきます。

その多くはおならとして出ていくのですが、その一部は血液に取り込まれて、体臭や口臭としてあらわれます。

溜まっている時間が長い程、臭いもきつくなるので、水分、食物繊維をとる、軽い運動をするなどの対策を行って、できるだけ早く解消しましょう。

「口臭がうんこ臭い?その原因とは!」