梅干しやレモンが口臭に効く?

口臭予防に梅干しレモンを食べると効果があることをしっていますか?どうして口臭に効果があるのか疑問に思う人もいるでしょう。

それは、梅干しやレモンに含まれる、クエン酸という成分と関わりがあります。いったいクエン酸の何が良いのでしょうか?

梅干しやレモンの酸っぱい原因、クエン酸

クエン酸が含まれる食べ物として他にどの様なものがあるかというと、

  • グレープフルーツ
  • パイナップル
  • 夏みかん
  • 黒酢

などがあげられます。

お気づきのように、これらの酸っぱさ(酸味)の成分がクエン酸なのです。

クエン酸には、色々な作用があります。

  • 疲労回復
  • 痛風の予防
  • デトックス(体内の老廃物、ダイオキシン、有害金属などを排出する)作用
  • キレート作用(ミネラルを吸収しやすくする)
  • 掃除に使用(水回りのミネラル分が原因の汚れに効果あり)

またダイエットに効果が有るとか、無いとかいう話も聞きます。

想像して下さい!梅干しを食べるところを

では梅干しやレモンに含まれるクエン酸は、口臭対策にどの様に関わってくるのでしょう。

梅干しやレモンを想像する、どうなりますか?

そうです!

口の中に唾液があふれると思います。

これは条件反射で過去に梅干しを食べて「すっぱい」、という経験が唾液を分泌させて味を薄めようという行動につながるのです。

実はこの唾液こそが、口臭対策にとってとても大切な存在なのです。

口臭の大半は、口の中にいる細菌が食べカスなどをエネルギーとする為に分解し、それらが腐敗する事で発生する揮発性(蒸発しやすい)硫黄化合物です。

唾液には口の中を自浄作用(自らきれいにする)があり、細菌のエサとなる、食べカスなどを洗い流します。

また唾液の成分には、リゾチームやラクトフェリンといった細菌を殺菌する効果のあるタンパク質や、酵素が含まれる為、その抗菌作用により口臭を発生させる細菌自体に働きかけることが出来るのです。

なので、梅干しやレモンは食べる事で口臭対策になるのはもちろんですが、想像して唾液を分泌させるだけでも効果があるのです。

また梅干しやレモンのクエン酸自体にも殺菌効果があるといわれているので、その点でも効果がといえるでしょう。

ただし梅干しに関しては、現在市販されているものは、食べやすさの為に塩分濃度も低くなり、昔ながらのものと比べると、殺菌効果は低くなっています。

そうはいうものの、口臭の対策に必要な唾液を大量に分泌させてくれる梅干しやレモンは、やはり口臭対策に効果のある食べ物といって間違いないでしょう。

口が渇いてると感じた時には、梅干しやレモンを想像する、というだけでも少しは口臭対策になります。