口臭がうんこ臭い? その原因とは!

うんこの画像

「口からうんこの臭いがしてる!」

口臭は色々な臭いに例えて表現されますが、なかには「うんこ臭い」と例えられる事があります。

そんな指摘をされると、かなりのショックを受けてしまいますが、いったい何でこんな臭いがするのでしょう?

そこには2つのパターンがあります。

口臭からうんこの臭い(便臭、おなら臭)がする理由

口臭が起こるのには、それぞれ原因があります。そしてその原因に合わせた対策をとらないと、全く解決しません。

では、口の臭いがうんこ臭い、というなんともつらい状況についてですが、この原因としては

  1. うんこの臭いの成分が口臭として出てくる場合
  2. うんこと同じ成分が別の原因で作られる場合

の2パターンが考えられます。

うんこの臭いの成分が口から口臭として出てくる?

うんこの臭い(便臭)は、当然うんこが作られる大腸の中で作られます。

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食べた物は、胃や小腸などで消化や吸収が行われ大腸に達します。 腸内には大量の細菌が存在し(乾いたうんこ1gの中には、約1兆個の細菌がいるといわれます)、残った食べカスを分解していきます。

この時、ビフィズス菌などの善玉菌といわれる細菌は、臭い成分を作り出さないのですが、悪玉菌は分解、腐敗させる事で、臭いのきついインドールやスカトールといった成分を作り出してしまいます。

この臭いの成分の為にうんこは臭くなるのです。

ただし、これらの物質は腸内を逆流して口から出てくる、という事はありません。

では、なぜ口から臭いがしてくるのかというと、これらの成分がガスとしておしりから体外に排出されたものはオナラですが、一部は血液の中に吸収され体内を巡ります。

それが肺にも回り呼気として体の外に出てきて口臭となるのです。

体調が悪い時は要注意!

通常であれば、それほど強い臭いが口臭として出てくる事はありません。

ところが腸内の不調による消化不良や、便秘になると、便が腸内に留まる時間が長くなってしまいます。

その結果、細菌による腐敗、発酵がずーっと続いてしまい、臭いの成分の濃度が高くなってしまいます。

そのため体の外に出てくる気体の濃度も高くなり、臭いが発生してしまうのです。

体調が悪い時にオナラがすごく臭い事はありませんか? その時は口臭も起こっている可能性があるので注意が必要。

お肉など動物性のタンパク質を大量に食べた時なども腸内では消化しにくく、またタンパク質が腐敗することで同じように臭いのきついガスが発生するので、口臭やオナラが臭くなる事があります。

うんこ臭い口臭の対策

腸が不調になる原因となる病気がある場合は当然その治療となるのですが、そうでない場合には、 食生活の改善とストレスの解消が有効な手段となります。

食生活の改善

便秘や消化不良などにより便が留まる事が原因となっているので、肉や油っこい食べ物ばかりの食生活をしている場合は、魚、野菜を積極的に取り入れた食事にしましょう。

また食物繊維も便秘解消には効果的。

ただし食物繊維には「水溶性」のものと「不溶性(非水溶性)」のものがあり、ゴボウなどの野菜は不溶性の食物繊維で、摂りすぎると逆に便の水分量が減って逆効果になる場合も。

ミカンなどの果物やワカメなどの海藻のような水溶性の食物繊維もバランス良く摂る事が必要です。

悪玉菌を減らす

悪臭は悪玉菌が作っているので、腸内の善玉菌を増やすという考え方も有効です。

最近では「生きたまま腸まで届く乳酸菌」などのヨーグルトなども発売されているので、食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

さらにその際に善玉菌のエサとなるオリゴ糖も一緒に摂ると効果が上がります。

ストレスの解消

ストレスや緊張は内臓の働きを低下させてしまいます。

内臓は自律神経の副交感神経(落ち着いている時に働く神経)の働きによって活動していますが、ストレスを感じていると自律神経のバランスが悪くなり、交感神経(運動や緊張時に働く神経)が優位に立って、消化や吸収がスムーズにいかなくなります。

その結果、消化不良となりうんこの様な口臭が発生してしまうのです。

ストレス解消には色々と人によって手段はあると思います。

運動をしたり、音楽を聴いたり、お風呂にゆっくり入ったり。人それぞれの方法でリラックスする様に心掛けましょう。

うんこの臭いと同じ成分が他の原因によって口臭として?

便臭の臭いの元となる成分は、インドールやスカトールといった物質です。

そしてその他の口臭の原因でもこれらの物質がつくられることがあります。それが歯周病です。

歯周病が原因でうんこの臭いのような口臭が起こる?

歯周病ではジンジバリス菌という細菌が、口の中で毒素を出しながら活動していく過程で、口の中のタンパク質を分解し口臭の元となるガスが発生します。

歯周病の画像

ちなみに歯や歯ぐきについた汚れを歯垢(しこう)といいますが、歯垢は食べかすなどではなく、まさに細菌の塊です。

その成分は主に、硫化水素や、メチルメルカプタンという物質が占めているのですが、 それ以外にもインドールなどを作り出すといわれます。

歯周病では出血や膿の臭いなども混ざって、進行していくとかなりきつい口臭となってしまいます。

また徐々に進行していき、歯周病自体の存在にも気づきにくいので、自分の口臭に気付いていない人も多くなります。

日本人は30歳以上の人の80%が、軽度のものも含め歯周病にかかっているというデータもあります。

うんこの臭いのする口臭が発生している場合は、まずこの歯周病の可能性を考えて、歯医者さんで調べてもらう事が解決への近道かもしれません。