朝起きた時に、枕によだれが垂れていて、とてもくさく感じた事はありませんか?
もしこの臭いが普段から口臭として外に出てしまっていたら、心配ですよね。
よだれの臭いと口臭の関係についてみていきましょう。
よだれの臭いの正体は?
よだれが臭うのには、当然原因があります。
口の中には常に億を越える数の細菌が存在しています。細菌は、口の中の食べカスや、粘膜からはがれた細胞などをエサとして活動しています。
それらを分解することでエネルギーとして増殖しているのですが、分解された食べカスなどは腐敗していき、揮発性(気体になりやすい性質をもった)硫黄化合物と呼ばれる物質ができてしまい、主に次の物質がそのほとんどを占めます。
|
そしてこれらの物質が口の外に気体として出てきたときに、口臭となるのです。
よだれが閉じ込める!
ところが実際にはこの物質が細菌によって作り出されても、すぐに口臭が発生する訳ではありません。何故ならこれらの物質は、よだれの中に溶けているのでしょう。
つまり、よだれの中には、口臭の元となるガスが溶けた状態で存在している。
だから枕に垂らしてしまったよだれは、渇くと臭ってくるのでしょう。
よって、口の中によだれを含んでいるからといって、渇いていなければあの臭いを発している訳ではないといえます。
口臭の発生する原因は?
つまり、よだれが口臭の原因となる訳ではなく、よだれが口の中から無くなってしまう事が、1番の口臭の原因なので、口の中が常に潤っている事が、大切になります。
口が渇く
口が渇く時というのは色々あり、
|
などがあげられますが、最も気を付けたいのが、口呼吸。
口呼吸とは、鼻炎などの為に鼻が詰まり鼻で呼吸するのがしんどいときに、呼吸を助ける為に行っている口での呼吸の事で、ボーっとしている時に口が開いていたり寝てる時だけ口呼吸になっていたり、と人それぞれです。
そもそも寝ている時に枕によだれが垂れているという事は、口呼吸をしている事の証拠であり、特に起きた後の口臭には注意が必要です。
口で呼吸をしていると、試したら分かると思いますが、30秒もすればカラカラになります。そうなると、溶けていた気体が外に出てきてしまうのです。
さらによだれ(唾液)の中には、細菌を抗菌する作用もあって増殖を押さえてくれるいるのですが、口の中が渇いていると、細菌が増加し、口臭も増えてしまいます。
よだれによる口臭対策
理想的なのは常に口の中が、潤っている状態を作る事。その為に効果的なものには、次のようなものがあります。
|
よだれは渇くと、程度の差はありますが臭います。必ず臭います。
臭いの成分が溶けている訳ですから。
口の中を潤った状態に保つ事が、口臭対策にはとても重要な事なのです。