溶連菌と口臭の関係!

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溶連菌(ようれんきん)という細菌を知ってますか?小さな子供が喉の痛みを訴えているときに、感染している可能性のある細菌です。

そしてこの細菌に感染している場合に、口臭がきつくなる事があるのです。

溶連菌とはどんなもの?

溶連菌は正式名称が、溶血性連鎖球菌という難しい名前の細菌で、この菌に感染する事で喉を中心に様々な症状を引き起こします。

溶連菌の症状

  • 38~39℃の発熱
  • 嘔吐
  • 喉の痛み
  • かゆみを伴う発しん
  • 舌にブツブツができる(イチゴ舌)

この溶連菌に感染すると、咽頭炎、扁桃炎、中耳炎、副鼻腔炎などの病気を起こしてしまうことがあります。

溶連菌の感染経路

溶連菌は感染者のセキやくしゃみ、唾などによる飛沫(ひまつ)感染をします。

家族の中で兄弟なら25%が感染する、というデータもあります。

検査方法は病院で専用の検査キットがあり、綿棒で喉の菌を採取して、数分で結果を知ることができます。

溶連菌の治療方法

病院で処方された抗生物質を飲むと、2~3日で熱も下がり、喉の痛みなどの症状もおさまってきます。ただし処方されたお薬は必ず飲み続けてください。

体の中に溶連菌が残っていると、再発したり他の病気を起こす可能性もあります。

出されたお薬は体内の菌をすべて退治する為に必要な量なのです。

溶連菌と口臭の関係は?

膿栓(のうせん)による臭い

溶連菌に感染すると、症状として喉の痛みが出ます。これは喉や扁桃腺(へんとうせん)に炎症が起こっている為で、その中で細菌が増殖していきます。

そうすると体を守ろうとする働きから、細菌と戦う為に白血球が出てきます。扁桃腺は体の敵となる細菌などと戦う為の、免疫器官なのです。

そして死滅した細菌や白血球は、扁桃腺の表面にある陰窩(いんか)と呼ばれるブツブツの中に溜まっていきます。これを膿栓といいます。
膿栓の画像

いんかに溜まった膿栓は、唾液と共に胃に流されていくものもあれば、なかなか取れずにその場所に留まって大きくなっていく場合があります。

膿栓自体、細菌などの死骸なので、腐敗していき臭いを出す場合もありますし、他の細菌が膿栓の中の物質を分解、腐敗させて口臭の元となるガスを作り出してしまうこともあります。

つまり、溶連菌による炎症の為、細菌とそれと戦う為の細胞が死骸となった膿栓が、口臭の元となってしまいます。

あるデータでは、溶連菌に感染した30%程度の人に、膿栓が見られたとの事です。
「口臭の原因?臭い膿栓(のうせん)の取り方は?」

痰の臭い

溶連菌に感染すると、痰が絡みやすくなります。そして痰の色は血液が混ざった黄色をしています。

なぜ黄色をしているかというと、こちらも先程と同じく、細菌と白血球が戦ってその残骸が混ざっているからです。

このようね痰は粘り気が強く、絡んだまま喉に長い時間あると、腐敗も進み、臭いとして外に出てきてしまうのです。
「痰(たん)と口臭の関係」

溶連菌と口臭についての注意点!

溶連菌は感染しても菌をすべて無くしてしまえば恐いことはありません。ただし風邪の症状と似ているので、そのままにしている場合があります。

そして腎炎などの大変な合併症を起こす事もあります。溶連菌の症状を覚えておいて、高熱が出たときなどには注意が必要です。

また口臭についててすが、溶連菌が原因となる口臭については、病気が治れば改善されるので、それ程心配はいらないのですが、お子さんへのケアは慎重にしましょう。

間違っても口が臭う、という様な直接的な指摘は止めてください。

子供の頃の口臭の指摘は、かなり後を引きます。(私もそうでした)

言うにしても、今は病気の為にちょっと臭うかもしれないから、その間だけは気をつけてね、程度のものにしておきましょう。

言われた事がある人は分かると思いますが、本当に後を引きますので、ぜひ気を付けて下さい。