舌苔からの臭いをケアする16の方法!

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口臭の大きな原因の1つに、舌苔(ぜったい)があります。舌苔の予防やケアは、口臭対策にとって、とても重要です。舌苔からの臭いを抑え、ケアする方法をみていきます。

臭いの原因となる舌苔とは?

舌苔とは、舌の表面に付着している、白、あるいは黄色の苔のような汚れの事です。これは、

  • 口の中の食べカス
  • 粘膜からはがれ落ちた細胞
  • 白血球などの血液の成分
  • 細菌の死骸

などが溜まったものといわれています。そしてそれらをエネルギーとするために、細菌が分解、腐敗させて発生する気体の臭いが、口臭の元となります。

口臭の原因は、そのほとんどが口の中にあるといわれていますが、その口の中で作られる口臭の約6割が、舌の表面にある舌苔で作られています。
「舌苔(ぜったい)ができる原因は?」

つまり、口臭の予防には、舌苔のケアが非常に大切になってきます。

デリケートな舌のケアは慎重に!

ただし、汚れがつくからといって、ごしごし歯磨きで磨く、という事をしてはいけません。舌は粘膜であり、とても傷付きやすく、味覚に影響する事があります。

また、磨きすぎる事で、体が舌の表面を守るために、舌苔を厚く付着させることになり、口臭にとって逆効果となります。

舌にできるだけ優しく、口臭を予防するためのケアの方法には、どのようなものがあるのでしょう。

最も安全な舌苔による臭いのケア

舌をこすり付ける

舌を上あごにこすり付けるだけですが、この方法が最も安全に、そして簡単に舌苔をケアできる方法でしょう。

上あごであれば、ザラザラしている訳でもなく、舌を優しくこする事ができます。どの位すればいいのかというと、舌をこすり付けて、舌苔の嫌な臭いが無くなれば大丈夫です。

この方法では、まだ舌苔が残っているかもしれませんが、舌苔のケアとしてはこれで十分です。

舌苔は全部とらない!


舌の表面は、うっすらと白くなっている状態が正常です。

舌の保護の為には多少の舌苔は必要だといわれ、また表面には、小さなひだが無数にあり、すべてを取り除くことも難しいのです。

逆にまっピンクの色をしている舌は、熱を持ち正常な状態とはいえません。

この舌をこすり付けるという方法には、他にもメリットがあります。

上あごの汚れや細菌も取り除ける

口の中の汚れや細菌は、その多くが舌苔や、歯と歯茎のすき間に残った歯垢プラーク)として存在していますが、もちろんそこ以外にも溜まります。

その1つが上あごで、手前の固い所から、特に奥の柔らかい部分にかけて、ねばねばしたバイオフィルムと呼ばれる細菌の塊が付着しています。

歯磨きをする事がなく、唾液も行き届きにくいので、汚れが溜まりやすい場所といえますが、舌をこする事で、ここもきれいにする事ができます。

私は歯周病のせいか、すごくねばねばしているので、この方法でケアするようにしています。

唾液の分泌が増える

口臭の予防には、唾液の分泌が欠かせません。

唾液の働き


  • 舌苔などの、細菌が活動するためのエネルギーとなる汚れを洗い流す
  • 口臭のガスを作り出す細菌を、殺菌する成分が含まれている
  • 作り出された臭いの成分を、溶かして閉じ込めておく

このように、口臭ケアに必要な唾液ですが、舌をこすり付ける、という動きをする事で、たくさん出すことができます。

舌を上あごにこすりつけるのは、とても簡単なケアの方法ですが、舌苔による臭いの予防に効果があります。

グッズを使った舌苔による臭いのケア

舌ブラシ

舌苔をとるためのケア用品として、舌ブラシ舌磨き)があります。もしも、どうしても舌を磨きたい場合は、必ず専用のこれらのブラシを使い、歯ブラシで磨くのは避けましょう。

舌ブラシでケアする時の注意点!

  • 1日1回、磨くのも数回程度で
  • 強い力を入れて磨かない
  • ブラシを動かすのは奥から手前のみ(汚れが奥にいくため)
  • 届かない奥の舌苔は無理をしない

とにかく舌に優しくケアしましょう

タオル・ガーゼ

タオルやガーゼを指にまいて、舌苔をケアする方法です。舌に優しく行う、という点では、舌ブラシよりも向いていて、力の加減も調節しやすくなります。

ただし舌ブラシよりも、汚れがとれにくいので、拭く回数が増えてしまわないように注意が必要です。

あと、タオルの場合、洗って何度も使うことになると思いますが、洗濯の際の洗剤が、まったく残っていないか、という点が気になります。

合成界面活性剤と呼ばれる合成洗剤を使うと、すすいで完全に無くすのは難しく、それを口の中に入れるのは、長い目でみると、間違いなく体によくはありません。

衛生的な問題もありますが、ガーゼを水洗いして使用するか、あるいはコストはかかりますが、使い捨てにしてケアする方が、安全といえるでしょう。

舌磨きシート

歯磨きシートとも呼ばれ、歯を拭くのと兼用になっているものもあります。簡単にいうと、口の中を拭けるウェットティッシュのようなものです。

含まれる成分には、水の他に、保湿剤や洗浄剤が含まれているものもあります。もちろん使い捨てなので、衛生的には問題がなく、洗浄剤が入っているものに関しては、ガーゼ等よりも汚れの落ちは期待できます。

しかし、1枚当たりの単価が高く、コストの面で大きなデメリットとなります。

スプーン

舌苔のケアにスプーンを使う方法があります。やり方も単純に、スプーンでかき出すだけで、コストもかからず簡単にできます。

こちらもこすり過ぎない様にする事が大事で、こする回数を少なくする事を考えれば、舌磨き専用のものの方が効率が良いかもしれません。

ジェル

これは、ジェル単体で使用するのではなく、舌に専用のジェルを塗って、舌の汚れを浮き上がらせる、というものです。

舌苔の成分にはタンパク質がありますが、ジェルによっては、タンパク質を分解する酵素が含まれていて汚れを分解するものもあります。

グッズを使って舌苔のケアをするなら、併用する事で効果があがります。

うがいで舌苔からの臭いをケア

舌にとって安全なケアとしては、うがいがあげられます。口の中を清潔にすることは、舌苔による臭いを減らすことに繋がります。水でも効果はあるのですが、さらに汚れを落とせたり、細菌に働きかけるものの方が、効果を期待できます。

重曹うがい

料理でふくらし粉として使われる事もある重曹(じゅうそう)ですが、舌苔のケアにも効果があります。

舌苔はタンパク質でできていますが、重曹にはタンパク質を分解する作用があるのです。

使用方法

ブラシに付けて磨くのは、やめましょう。重曹は粒が大きく、水に溶けにくいため、舌を傷付けてしまいます。

100mlあたり、小さじ半分位の量を基準に、口の状態に合わせて調節してください。重曹には、薬用・食用・工業用とありますが、必ず薬用か食用を使用してください。

お茶うがい

お茶の中でも、特に緑茶にはカテキンという成分が多く含まれ、臭いの成分と結合して消臭効果をしめすといわれています。

また、細菌に対しての抗菌作用もあり、舌苔からの臭いを作り出す細菌に働きかけます。

ただし、緑茶には利尿作用(尿を増やして排泄しようとする働き)があり、体内の水分を減らしてしまって、分泌される唾液の量も減ってしまいます。舌苔のケアのためには、たくさん飲むというよりも、うがいで予防するようにしましょう。

食べ物などによる舌苔からの臭いのケア

食べ物によっては、舌苔を厚く付着させる原因となるものがあります。例えば、油っこいものや、肉等のタンパク質です。

ところが逆に、舌苔の予防になる、食べ物などもあるので、積極的にとって舌苔のケアに役立てましょう。

パイナップル

パイナップルには、ブロメラインという酵素が含まれていて、この酵素が舌苔のタンパク質を分解するのです。パイナップルがお肉を柔らかくするのも、この作用によるものです。

酵素は高温になると壊れてしまうので、過熱処理した缶詰等では効果はありません。生の物を食べましょう。

このような果物は他にもあり、酵素の種類はそれぞれ違いますが、タンパク質を分解する作用があります。

  • キウイ
  • パパイヤ
  • イチジク
  • マンゴー

はちみつ

はちみつにも、タンパク質を分解する酵素のプロテアーゼが含まれていて、タンパク質の結合を弱くして、とれやすくします。

はちみつを食べるときは、舌の上でゆっくりと舐めるようにしましょう。

タブレット・飴

食材という訳ではないのですが、舌苔をケアするタブレットや飴があります。

キウイの酵素の成分を含んだもの(グリコ ブレオ)や、舐めていくと、表面がザラザラしてきて、舌苔がとれるというもの(カンロ リベロス)です。

普段の生活で行う舌苔による臭いのケア

唾液をだす

すでに何度か書いていますが、舌苔のケアには、唾液を出すことがとても重要になります。

唾液をだすには、

  • 水分をしっかりとる
  • 食事はよく噛む
  • 舌を動かす

などの方法があります。

歯磨き

舌苔は、口の中の汚れが溜まったものであり、それらをエネルギーとするための細菌の塊です。口の中を清潔にする事は、舌苔の予防にとって、まず行わなければならない事です。

歯ブラシだけでなく、デンタルフロス歯間ブラシなども併用して、しっかりケアしましょう。

食生活

食生活の乱れや、食べ物のバランスの悪さは、舌苔の付着に関係していると言われます。舌苔の成分はタンパク質であり、お肉など、タンパク質を多くとっていると、当然舌苔が増えます。

また、舌と胃は、つながった同じ消化器官のため、胃の不調は舌にも現れるともいわれ、つまり暴飲暴食などで、消化不良など胃の調子が原因で、舌苔も厚くなることがあります。

バランスのとれた適量の食事を心掛けましょう。

お酒・タバコを控える

お酒は口の中を渇かしてしまい、舌苔が付着する原因となります。また利尿作用もあり、唾液の減少につながって、その点でも舌苔を増やします。

タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させる働きがあり、唾液がでる唾液線の活動を抑えてしまって、唾液を少なくし、その結果、舌苔がつきやすくなります。

アルコールを飲んだときは、水分補給をしっかりしてケアをしましょう。

タバコに関しては、口臭にとって悪いことばかりです。結論をいえば、口臭予防のためには、禁煙をするしかありません。

体を休める

あまり関係ないように感じるかもしれませんが、舌苔のケアにとっては、体を休める事は大切です。

疲れが溜まっているときに、舌苔がたくさん付いている、という経験をしたことはありませんか?

胃だけではなく、他の体の疲れやストレス、睡眠不足などは、体の細菌への免疫力を低下させ、唾液の分泌も減らしてしまいます。

舌苔は体からのサインと考え、舌苔からの臭いのケアのためにも、体をしっかり休めましょう。